--

--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサー広告
トラックバック(-)  コメント(-) 

    2006

10.29

「少女達がいた街」柴田よしき

少女達がいた街 少女達がいた街
柴田 よしき (1999/04)
角川書店

この商品の詳細を見る

渋谷。ロックの熱狂が鳴り響く街に16歳のノンノはいた。
親友チアキはバンドの道を突き進む。
ノンノは自分に似た少女ナッキーと出会い、惹かれ始める。それぞれの青春は光に満ちていった。
しかしそこに見えない影が差す。不可解な出火事件。
焼け落ちたノンノの家からは二つの焼死体と一人の記憶を失った少女が発見された。
21年後、既に時効になったこの事件をたったひとりで堀り起こす刑事がいた。
そこにはあまりにも意外な真実が…。

70年代のロックが溢れた本でした。
背表紙にミステリィと書かれているが、サスペンスに近いと思う。

2部構成になってるんですが、前半部分で結果が見えてしまった。
サスペンスとしては、二重丸でした。

自分もロックが好きで、ビートルズやストーンズよりもディープ・パープルやクィーンが好きなので、すんなり世界に入って行けた。

ロックに興味がなけれれば、バンド名や曲名がバンバン出てくるので、読む人を困らす本だと思う。

この本に出てくるトリックって、ミステリィでは禁止のはずですがOKなんでしょうか?
禁止は本格モノだけだったかなぁ?
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
スポンサーサイト

柴田よしき
トラックバック(1)  コメント(2) 

    2006

10.28

「ゴールド・フィッシュ」森絵都

ゴールド・フィッシュ ゴールド・フィッシュ
森 絵都 (1991/11)
講談社

この商品の詳細を見る

「リズム」の続編です。中学3年生になったさゆきです。
バンドをするという夢のために東京へ行った真ちゃん。
しかし真ちゃんのバンドが解散し、音楽を諦めるという話を聞くさつき。
真ちゃんの夢を自分の夢としてきたさつきは…。

さゆきの苦悩と成長を、ぶきっちょな幼馴染のテツが見守る。
そのテツはめっきり大人びて、自分の進む道を見つけている。
ふたりの微妙な距離感が気持ち良かったです。

つらい時期を乗り越えさゆきがぐいっと成長する。
それを見て、溜まったストレスをポッイと捨てることに成功。

ドラムスティックを持って、バシッと叩きたくなるような元気になれる本でした。


ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

森絵都
トラックバック(0)  コメント(0) 

    2006

10.27

「K・Nの悲劇 」高野和明

K・Nの悲劇 K・Nの悲劇
高野 和明 (2006/02/16)
講談社

この商品の詳細を見る

妊娠中絶問題を提起した本です。

マンションを買ったばかりの夏樹夫婦に妊娠が判明する。
しかし生活レベルを下げることを嫌った、夫・修平の説得で中絶をすることに妻・果波も納得。

ここからがめっちゃ怖いんです。

中絶手術のために診察台に乗った果波が突然発作をおこし、手術が延期になる。
その後、帰宅した果波に異変がおこりはじめる。
果波に他人の人格があらわれ・・・。

本の中に中絶についての様々な統計が書かれています。
ようするに子供が欲しくなければ避妊をしなさい!
泣くのは女、男は逃げる。でしょ。

めっちゃ怖かったけど、最後に救いがあったので今は爽快です。

ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

高野和明
トラックバック(1)  コメント(0) 

    2006

10.23

「QED 六歌仙の暗号」高田崇史

QED 六歌仙の暗号 QED 六歌仙の暗号
高田 崇史 (2003/03)
講談社

この商品の詳細を見る

「七福神は呪われている」
明邦大学を震撼させた連続怪死事件以来、その研究はタブーとなっていた。
しかし、棚旗奈々の後輩・貴子は兄の遺志を継ぎ、論文を完成させようとする。
そして新たな事件が!?
桑原崇(タタル)が歴史の闇に隠された「七福神」と「六歌仙」の謎を解き明かす。
シリーズ2冊目です。

七福神と六歌仙の謎を解くという本です。
でも途中まで高橋克彦、井沢元彦、の二人とほとんど変わりない展開です。
2番煎じ、3番煎じ、は辛いっすね!
しか~し、歴史ミスファンなので大甘(笑)。
このジャンルは人材不足やもん。

後半の強引なこじつけは前作と同じでした。
でも、これからも読むよ~!!


ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

高田崇史
トラックバック(0)  コメント(0) 

    2006

10.22

「月神の浅き夢」柴田よしき

月神(ダイアナ)の浅き夢 月神(ダイアナ)の浅き夢
柴田 よしき (2000/05)
角川書店

この商品の詳細を見る

若い男性刑事だけを狙った連続猟奇殺人事件が発生。
手足、性器を切り取られ木にぶらさげられた男の肉体。誰が殺したのか?
次のターゲットは誰なのか?刑事・緑子は一児の母として、やっと見付けた幸せの中にいた。
彼女は最後の仕事のつもりでこの事件を引き受ける。
事件に仕組まれたドラマは錯綜を極め、人間の業を全身で受けとめながら捜査を続ける。
刑事として、母親として、そして女として、自分が何を求めているのかを知るために…。

刑事という命の危険がある仕事を続けるべきか悩む緑子が主軸。
でもね、やっぱりヤクザの山内と元刑事の麻生に目がいくの。

山内はある事件で、法、正義、警察といったものに打ちのめされて、一切を信用しなくなる。
そこから、自分の力で這い上がる。 ね!カッコイイでしょ。

そんな山内に心を引きずる麻生の生き様。
こちらもいいのよ!

だから前作にも書いたけど、緑子は要らん。
緑子に感情移入が出来ないもん。

あ~~っ! また暴言を吐いてしまった(汗)。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

柴田よしき
トラックバック(0)  コメント(0) 

    2006

10.21

「聖母の深き淵」柴田よしき

聖母(マドンナ)の深き淵 聖母(マドンナ)の深き淵
柴田 よしき (1998/03)
角川書店

この商品の詳細を見る

一児の母となった村上緑子は下町の所轄署に異動になり、穏やかに刑事生活を続けていた。
その彼女の前に、男の体と女の心を持つ美人が現れる。
彼女は失踪した親友の捜索を緑子に頼むのだった。
そんな時、緑子は四年前に起きた未解決の乳児誘拐事件の話をきく。
そして、所轄の廃工場からは主婦の惨殺死体が…。
保母失踪、乳児誘拐、主婦惨殺。
互いに関連が見えない事件たち、だが、そこには恐るべき一つの真実が隠されていた…。

前作の時にも書きましたが、緑子を好きになれるか次第。
それに今回は、男の体と女の心を持つ美人と緑子との関係もプラス。

残虐なシーンもあり、それに緑子は犯されすぎ。

でも、元刑事で私立探偵の麻生とヤクザの山内との関係が出てくるから許す。
こっちは大好き。 と言うか緑子は要らん! 
おいおい。暴言すぎへんか(汗)。

でも今後の麻生と山内は要チェックやな。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

柴田よしき
トラックバック(1)  コメント(2) 

    2006

10.20

「RIKO―女神の永遠」柴田よしき

RIKO―女神(ヴィーナス)の永遠 RIKO―女神(ヴィーナス)の永遠
柴田 よしき (1997/10)
角川書店

この商品の詳細を見る

男性優位主義の色濃く残る巨大な警察組織。
その中で、女であることを主張し放埓に生きる女性刑事・村上緑子。
彼女のチームは新宿のビデオ店から一本の裏ビデオを押収した。
そこに映されていたのは残虐な輪姦シーン。
それも、男が男の肉体をむさぼり、犯す。やがて、殺されていくビデオの被害者たち。
緑子は事件を追い、戦いつづける。

緑子はこれまでの女刑事とちょっと違うキャラクター。
あまりの奔放さを持ち、怒り、泣く。とにかく感情が激しい。
良くいえば、自分自身に正直な女性。
悪くいえば・・・・止めとこう(汗)。

ストーリーはしっかりしていてテンポよく読める。
ミステリというよりサスペンス色が強いのかな。

面白く読めるかは、緑子を好きになれるかどうかだけ。

ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

柴田よしき
トラックバック(1)  コメント(0) 

    2006

10.19

「リズム」森絵都

リズム リズム
森 絵都 (1991/06)
講談社

この商品の詳細を見る

ガソリンスタンドで働きながらロックバンドで歌をうたう、いとこの真ちゃん。
そんなハデな真ちゃんに、眉をひそめる人も居るけれどさゆきは大好き。
大すきな真ちゃんの家族が、ばらばらになってしまうかもしれないと知った。

自分はなんにも変わらない。 だけど周りはどんどん変わってゆく。
自分だけが取り残されているんじゃないだろうかと、さつきは戸惑う。
そんなさつきは「自分だけのリズムを打てばいい」という真ちゃんの言葉に救われる。

心が洗われるような爽やかさ。 これで日頃に溜まった毒が抜けたでしょう。
出てくる登場人物がみんな好ましいのも良かったな。
講談社児童文学新人賞・椋鳩十児童文学賞は伊達じゃ無い。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

森絵都
トラックバック(0)  コメント(0) 

    2006

10.14

「猛スピードで母は」長嶋有

猛スピードで母は 猛スピードで母は
長嶋 有 (2005/02)
文藝春秋

この商品の詳細を見る

「サイドカーに犬」「猛スピードで母は」の2編が収録。
子供の視線で、夫婦崩壊後の父や母の姿がたんたんと描かれてます。


「サイドカーに犬」
弟との再会で、子ども時代の母の家出と、あの頃を回想する。
主人公の女の子と、その頃家に来ていた父の恋人の洋子さんの交流を描いた作品。

大胆でさわやか、潔よく凛とした姿勢がかっこいい洋子さん。
そんな洋子さんに憧れる薫ちゃんもまた可愛い。
それに魅力ある登場人物が、たくさん出てきたのが印象的でした。


「猛スピードで母は」
離婚した母と小学生の男の子の、親子二人の生活。
結婚をほのめかす母を冷静に見つめる慎。
そこに訪れる母の恋人とも無難にこなす慎。
大人の都合に合わせて生きるしかない少年を描いた作品。

この慎くんは凄いね。まるで何もかも悟ってるみたいな慎くん。
こんなに冷静に物事を分析する子どもって、いるだろうか。
いるんでしょう。子供の方が案外するどいかもよ。


すごい作家に出会ってしまったな。
人間模様の描写がすごいねん。それにこの雰囲気が堪らん。
破天荒な大人の行動を、主役の子供が冷静に状況をみているところが良い。
これからどんどん追いかけたい作家です。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

長嶋有
トラックバック(0)  コメント(0) 

    2006

10.14

「パートタイム・パートナー」平安寿子

パートタイム・パートナー パートタイム・パートナー
平 安寿子 (2005/01/12)
光文社

この商品の詳細を見る

話し相手が欲しいとき、ひとりぼっちでいたくない、あなたに。
パートタイム・パートナーは、お望みのときに、ビッグスマイルをお届けします。
デート屋を開業した晶生の連作短編集です。


就職しても長続きしない晶生は、女の子の相手をするのが得意。
そんなな自分をいかして、デート屋を開業したのだ。
晶生の仕事は都合の良いことだけを言い、相手の望むようにすること。
晶生が活躍するのではなく、むしろ依頼主の女性たちが主役といえるだろう。

ここに出てくる女性たちは、大小様々な日常の問題を抱えている。
ただ晶生との交流で問題が解決する訳では無く、少しだけ前進するのだ。

すべてが上手く解決するのでは無い。 晶生が痛い目に遭うこともあるのだ。
その辺りが琴線にびんびん響いたのだ。すべてが解決すると気持ちが良いけどね。
だけどそんな事は絶対無いから、すーっと共感出来たのかもしれない。
うーん、かなりと言うか、めっちゃ捻くれてるかも。

ネガティブな問題も引っかかることなく、さらりと読ませる文章はさすが。
とにかく平安寿子さんは要チェック。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

平安寿子
トラックバック(0)  コメント(0) 

    2006

10.12

「リレキショ」中村航

リレキショ リレキショ
中村 航 (2005/10/05)
河出書房新社

この商品の詳細を見る

姉さんに拾われて弟になった僕が、半沢良として生きる。
履歴書とリレキショを作りガソリンスタンドで働きはじめる僕。
そこに、ウルシバラさんとう受験生の女の子に招待状。
深夜のガソリンスタンドが世界を照らし出す、都会の青春ファンタジー。

なんじゃこれ!という世界ですが、めっちゃ好きです。
すてきな登場人物が作品を読ませます。

弟と暮らすのが夢だった美人の姉さんは、さばさばしてて良い。
姉さんの友達の山崎さんもいい感じ。
ミステリアスなウルシバラさんも好印象。
しかし主人公がなぜ姉さんの弟の半沢良になたったのかは謎。
でも面白いから問題なし。

新しい名前を付け、新しい自分を一から作っていく。
主人公は、真っ白なリレキショと同じ。
そのリレキショに毎日を書き加えていき、自分を作っていく。

静かな夜の世界である、深夜のガソリンスタンド。
時がゆっくり進んでいく雰囲気は、気持ち良かったです。

注目の作家がまた1人増えたな(笑)。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

中村航
トラックバック(1)  コメント(2) 

    2006

10.10

「素晴らしい一日」平安寿子

素晴らしい一日 素晴らしい一日
平 安寿子 (2005/02)
文藝春秋

この商品の詳細を見る

新人賞を受賞した表題作の他に書き下ろし5篇が収録。

「素晴らしい一日」
恋人に逃げられ勤務先は倒産してしまった、三十歳の幸恵。
昔付き合った男に貸した金を取り立てるところから人生を立て直そうと考える。

「アドリブ・ナイト」 
人違いで田舎に連れて行かれた女性が、家出した娘の代わりに危篤状態の父親に会う。

「おいしい水の隠し場所」
なじみの弁護士事務所へ行くと、相談に来ていたのは高校時代の憧れの人だった。

「オンリー・ユー」
女に不自由したことがない男が、高校からの腐れ縁の女にしてやられる。

「誰かが誰かを愛してる」
部下が派遣の女性に堕ろすから費用を負担しろといわれたと相談を受ける。

「商店街のかぐや姫」
月恵は商店街の果物屋のお母さんに惹かれて、その息子と結婚する。


「素晴らしい一日」に出てくる駄目男が、いい味出してるんだな。
借金を返すために、他の女に借金をしれっとする。
それを繰り返されると、貼っていた気も緩むはな。
それとダブルのが「商店街のかぐや姫」のバカ息子。
懲りずに浮気ばっかり繰り返すが、何故か憎めないのだ。


「オンリー・ユー」「誰かが誰かを愛してる」に出てくる女はリアルだ。
うわっ、こんな女おるおる。と妙に関心してしまったのだ。

駄目でもいい。もっと人生を楽しもう。という明るい雰囲気が良かった。
そしてサクリと読ませる、ユーモア溢れる作品が粒揃いです。
これからが楽しみな作家です。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

平安寿子
トラックバック(0)  コメント(0) 

    2006

10.10

「冬になる前の雨」矢崎存美

冬になる前の雨 冬になる前の雨
矢崎 存美 (2002/11/12)
光文社

この商品の詳細を見る

『ぶたぶた』シリーズの矢崎さんのショートショートホラーです。
全然恐くなかったです。恐かったら読まないですけどね。
まあ、普通に楽しめました。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

矢崎存美
トラックバック(0)  コメント(0) 

    2006

10.10

「QED―百人一首の呪」高田崇史

QED―百人一首の呪 QED―百人一首の呪
高田 崇史 (2002/10)
講談社

この商品の詳細を見る

百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が惨殺された。
関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。
だが、桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いたとき、戦慄の真相が明らかに。
第9回メフィスト賞受賞作です。

薬剤師の棚旗奈々、漢方薬剤師のタタル、ジャーナリストの熊つ崎。
彼らが百人一首や殺人事件の謎に挑むのですが、推理はタタルにお任せ。

まあ殺人事件の謎に期待する本では無いですね。
これは歴史ミステリの宿命かな。
読む人は歴史の謎に興味があって、本を手に取るから。

歴史ミステリは好きだけど、百人一首や万葉集は苦手。
それに井沢元彦で、似た本を読んだ記憶があるねんな。

でも新たな歴史ミステリを描く作家が出てきたことは嬉しいです。
井沢元彦もシュミに走らず、それをネタに小説を出して欲しい!
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

高田崇史
トラックバック(1)  コメント(2) 

    2006

10.09

「青空感傷ツアー」柴崎友香

青空感傷ツアー 青空感傷ツアー
柴崎 友香 (2005/11)
河出書房新社

この商品の詳細を見る

超美人でゴーマンな女ともだち音生と、彼女に言いなりな私。
音生にひきずられるように、大阪→トルコ→四国→石垣島と続く、
女二人の凸凹感傷旅行はどこへ行く?

関西弁がやわらかな世界をつくり、きれいな文章がすごく心地良かったです。

音生はその美しさゆえに自信過剰で高慢、自己チューの喧しい女。
そんな音生の言うなりになってひきづられるだけの芽衣。
こんな女性のコンビってほんとに居そうですね。
不思議とバランスが上手く取れる仲なんでしょうね。

あちこちと世界を駆け回るが、まったく印象に残らない。
それは何故かと言うと、二人がしゃべりまくっているからだ。
とは言っても、音生がしゃべり芽衣がうんうんと頷くだけ。
それが最初から最後まで続くのだ。 だから何処へ行っても同じ。

まるで女性の長電話をこっそり聞いてるような不思議な本なのだ。
これに興味を持つか、うんざりするかは読者次第。
個人的には○でした。

それにしても関西弁って奥が深いと思った。
笑いになるし、ガラが悪くもなる。女の子がしゃべれば、かわいくもなる。

とにかく何も起こらないが、読ませる本でした。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

柴崎友香
トラックバック(2)  コメント(4) 

    2006

10.07

「サマータイム」佐藤多佳子

サマータイム サマータイム
佐藤 多佳子 (2003/08)
新潮社

この商品の詳細を見る

単行本の「サマータイム」「九月の雨」が一緒になった本です。

佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。
どしゃ降りの雨のプールで、じたばたもがくような泳ぎをする彼にぼくは出会った。
左腕と父親を失った代わりに、大人びた雰囲気を身につけた彼。
そして、ぼくと佳奈は、たがいに感電する。

広一にはジャズピアニストの母がいる。そして彼にもピアノの才能があった。
しかし腕を無くしてしまった広一だが、強く生きようとしている。
そんな広一に出会い、二人の姉弟が少しずつ変わっていく。

その後の彼らの場面場面が、登場人物の視線を替え描かれている。

佐藤さんのデビュー作ですが、少年少女の心理描写が上手い。
そして文章がキレイ。心をぐいぐい振るわせる文章に、とろけてしまいそうでした。

ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

佐藤多佳子
トラックバック(5)  コメント(4) 

    2006

10.05

「きのう、火星に行った。」笹生陽子

きのう、火星に行った。 きのう、火星に行った。
笹生 陽子 (2005/03/16)
講談社

この商品の詳細を見る

6年3組、山口拓馬。友だちはいらない、ヤル気もない。クールにきめていた。
しかし病気がちの弟・健児が7年ぶりに療養先から戻ってきて、生活が一変する。


これまで部屋を独占し、1人っ子の生活に慣れてしまった拓馬。
そこにゴーグルを装着した馴染みのない弟がやってくる。
それにこれまで親の愛情を一身に受けていたのが、弟にも分散される。

兄弟がいれば兄だけが感じる疎外感も共感できる。
周りで何事かおこっても自分は関係ナイ、という態度にも覚えがある。

おやじが拓馬に、「生きてることがつまらないのは、他人のせいじゃない。
おまえのせいだ。
なにやったてつまらないのは、おまえがつまらん人間だからだ。」
というセリフにキビシーと思いながらも、そうそう、大人だって同じだと納得。

そんなもやもやを友人のでくちゃんが救ってくれる。
なかなか素直になれない拓馬に、兄弟で過ごす楽しさを教えてくれる。

ゴーグル越しの世界には何が見えたのでしょうね。
それは兄弟だけが知っている秘密の世界でしょう。

いっしょうけんめいっていいよなと思える、とっても良い本でした。
これぞ児童文学の真髄なのだ。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

笹生陽子
トラックバック(0)  コメント(0) 

    2006

10.02

「ビートキッズ」風野潮

ビート・キッズ―Beat Kids ビート・キッズ―Beat Kids
風野 潮 (2006/04/14)
講談社

この商品の詳細を見る

「ドラムの響きは、俺の心の、花火やねん!」英二が叩く。七生が打つ。
二人の大阪少年が16ビートで笑って泣かせる。
中学のブラスバンド部を舞台に炸裂する青春小説です。

この本マイベスト本です。もうめちゃめちゃ好きです。

笑いあり、涙あり、そして興奮、感動、あげてたら切が無い。
最高に良い児童小説です。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

風野潮
トラックバック(0)  コメント(0) 

 |TOP
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。