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    2006

11.28

「青春デンデケデケデケ」芦原すなお

青春デンデケデケデケ / 芦原 すなお
1965年春休み。香川県観音寺第一高等学校に入学する前の話。藤原竹良(ちっくん)は、ラジオから流れてきた音楽に衝撃を受ける。ベンチャーズの「パイプライン」を聞いて電気が走ったのだ。ギターを弾いてロックがしたい、バンドをしたいと思う。そこで高校に入学したら、仲間を集めてバンドをすると決意する。

バンド・メンバーも個性的。無口な天才ギター少年、リードギターの白井清一。お寺の息子であり、すでに住職の仕事をしているベースの富士夫。内気でどもり癖があるドラムの岡下巧。彼らが仲間に加わり「ロッキング・ホースメン」が始動する。

楽器は夏休みにバイトをして買った、という所が微笑ましい。これで親に買ってもらったじゃ、ずっこけるもんね。すべてが手探りで手作りのロックバンド。これが自分の学生時代とオーバーラップしたね。直結ってやつ。はい、そうです。昔はバンドマンでした。讃岐弁ではなく大阪弁でしたが。

だからもう感情移入しまくり。すんごい共感出来る部分が大ありでした。仲間と音を合わせて、バンドの音になっているとわかる、ゾクっとくる感覚。まあそれまでの個人練習や、曲を覚えるのは大変ですがね。仲間とああでもない、こうでもない、と言い合って音をよくしようとする。そんな時間がすごく楽しかったのを思い出しました。それ以上に楽しいのが、人前でするライブ。あの興奮は、体験したことがある人にしかわからないのが残念。

高知の田舎の自然、町に住む人々、淡い恋、仲間の絆、そしてロック。とてもさわやかで、笑えてじーんとくる、すごくいい本でした。

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芦原すなお
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    2006

11.27

「ぼくのミステリな日常」若竹七海

ぼくのミステリな日常 ぼくのミステリな日常
若竹 七海 (1996/12)
東京創元社

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建設会社に勤めるOLの若竹七海は、社内報の編集を任される。
そして1年を通じて、社内報に短編小説を載せることになる。
困った七海は、大学時代の先輩に手紙を書くが断られる。
しかし、代わりに匿名作家を紹介してもらう。
こうして毎月1編ずつ合計12編の短編が、送られてくることとなった。


「桜嫌い」
桜木荘には、見事な桜の木が植えられている。
その桜木荘でぼや騒ぎが起こるが、どうやら放火されたらしい。
第一発見者の迅速な対応により、それほどの被害はでなかった。

「鬼」
カメラを持って公園へ行き、とべらの花を撮影した。
そこに、この花はとべらですか?と女性に声を掛けられる。
数日後、その公園に行くと、その女性がとべらの枝を切ろうとしている。

「あっとう間に」
バイト先の商店街では草野球チームがあると、友達はいう。
そこではライバルチームにサインが流れているという疑惑が。
スパイの目星はついているのだが、証拠を探して欲しいと依頼される。

「箱の虫」
ロープウェイに乗ったはずの子供と老人の2人組み。
それぞれが忽然と姿を消したと、従兄弟に聞かされた。

「消滅する希望」
夏になると朝顔の女が夢に現れるのだ。俺はノイローゼだと思う。と友人が言う。
しかも不思議なことに、その女は年々細くなっていくと。

「吉祥果夢」
木下産婦人科医院の前を通ると、子どもの悲鳴らしきものが聞こえてきた。
気分が悪くなったところを、介抱してくれる女性が現れる。
その女性は首には、様々な種類の大量のお守りが…。

「ラビット・ダンス・イン・オータム」
取引先の新しい部長と賭けをしたらしい。
娘の名前を当てれば、広告料を割引無しの定価で払ってもらえる。
不正解なら、広告を一回無料で出すという。
ヒントは関東の5番目で県の花。

「写し絵の景色」
大学時代の先輩が泥棒の疑いをかけられた。
「深海の景色」という版画が、何者かによって盗まれてしまったという。

「内気なクリスマス・ケーキ」
隣家の優介から貰ったケーキを食べた妊婦の姉が、突然倒れた。
優介は姉に思いをよせ、流産するようケーキにはシクラメンを入れたという。

「お正月探偵」
目が覚めると部屋の中には物で溢れており、ローン会社の支払いで貯金が減る。
しかし買った記憶がないので、跡をつけて確かめて欲しいと頼まれた。

「バレンタイン・バレンタイン」
その女性は板チョコを買って、すぐに中を確認する。
しかし気に入らないのか、チョコを売り場に戻しては別なチョコを買っていった。
気になり調べると、元に戻したチョコは美味しくなかった。

「吉凶春神籤」
恋人のミツヒロには、おみくじを引く趣味がある。
8枚連続で凶のおみくじ引いてしまったので、別れてくれといわれる。


後味の悪い短編集でした。しか~し、これだけでは無いんです。
短編に仕掛けられた謎が、最後で短編集全体に仕掛けられたた謎だと気づく。
若竹さんも、えらい事をを考えたもんだ。 しかもこれデビュー作よ!
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若竹七海
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    2006

11.26

「凶気の桜」ヒキタクニオ

凶気の桜 凶気の桜
ヒキタ クニオ (2002/08)
新潮社

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渋谷の街に、若きナショナリストの結社が誕生した。名はネオ・トージョー。
メンバー3人は、掃除と称し暴力を繰り返していた。
そこに大東亜青雲同盟という政治結社が現れる。
その組織は3人に目をかけ、利用しようと目論む。
大人たちの甘い誘いに団結は崩れ、ばらばらの道を進むことになる。
いつしか筋者の陰謀に巻き込まれ、追い詰められていく。
という、バイオレンス小説です。


坂道のように破滅の道へと向かう姿を、たんたんとした描写で描かれてる。
スピーディーな展開でさくさく読めます。

暴力シーンが多いですが、そんなに過激じゃない。

垣根さんの『ヒート・アイランド』に近いのかな。
でもちょっと違うなぁ。

登場人物でおかまちゃんの三郎が、とにかく渋いです。
この三郎の続編を描いた『消し屋A』も、読むのが楽しみです。

あまり有名な作家ではありませんが、追いかけたい何かがありました。
これから少しずつ読んで行きたいです。

また新たな作家に出会えたな(笑)。
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ヒキタクニオ
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    2006

11.25

「夏と花火と私の死体」乙一

夏と花火と私の死体 夏と花火と私の死体
乙一 (2000/05)
集英社

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9歳の夏休みに私が殺された。無邪気な弥生ちゃんに殺された。
健くん、弥生ちゃん、の兄妹が私の死体を隠す。

はっきり言って壊れてます。そして黒いです。
殺された私の視点で描かれてるのですが、最初から最後までドキドキでした。
まるで心臓が踊ってる感じ。

出てくる健くん、弥生ちゃん、緑さん、とキャラも良い。

そして最後のシーンで、あ~。この人も壊れてたのか!と。
もう鳥肌がぞわぞわーと出た。

ホラーというほど怖くは無いですが、すごい本です。
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乙一
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    2006

11.22

「完全無欠の名探偵」西澤保彦

完全無欠の名探偵 完全無欠の名探偵
西澤 保彦 (1998/05)
講談社

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山吹みはると会話をすると、過去に経験した自分でも気づかなかった事を思い出す。
白鹿毛グループ総帥の孫娘りんは、なぜ大学を卒業しても高知を離れないのか。
その謎を知るために、みはるは知らないうちに高知に飛ばされる。

章ごとに各人物の謎が解明されていくのだが、それらがリンクしているのだ。
それらが埋まっていき最後の1ピースでパズルが完成。 
ばんっ!と見事に嵌るのだ。 う~ん、気持ちいい。爽快だー。

ミステリだが、誰も謎解きをしないのが本書の特徴。
ただ登場人物がみはると会話するうちに、自分はこう思っていたのかと気づく。
そう、答えがあっているのかでは無く、各人が自己完結をするのだ。

それらがずーっと続くだけだが、これが読ませるんだよ。
会話主体でまったく飽きがこず、ラストまで一気読みをしてしまった。

小さな綻びを少しづつ紐解くミステリィも面白い。
だがこういう大掛かりな仕掛けのミステリィを読むと、ようやった!!と感心なのだ。
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西澤保彦
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    2006

11.19

「ゆきの山荘の惨劇」柴田よしき

109_0959.jpg


ゆきの山荘の惨劇―猫探偵正太郎登場 / 柴田 よしき
オレの同居人の作家の桜川ひとみは、結婚式に招待された。
場所は山奥の「柚木野山荘」で開かれる。
無理矢理連れてこられたオレ・正太郎は猫(しかも一服盛られて!)。
山荘で待っていたのは、幼なじみのサスケと美猫トマシーナ。
そして事件が起こる。
猫探偵正太郎が活躍するシリーズ第一弾。

ミステリがどうの、トリックがどうの、こんな議論が要らない本です。
なぜかって? 猫の微妙なしぐさが絶妙だがらです。
それに著者近影の凝りように、ニンマリです。

猫好きで未読の方、ぜひ読みましょう。
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柴田よしき
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    2006

11.16

「ワイルド・ソウル」垣根涼介

ワイルド・ソウル〈上〉 ワイルド・ソウル〈上〉
垣根 涼介 (2006/04)
幻冬舎

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ワイルド・ソウル〈下〉 ワイルド・ソウル〈下〉
垣根 涼介 (2006/04)
幻冬舎

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戦後日本政府が企画したあまりにも展望が無い移民政策。その結果、いつか支援がくると信じ、絶望した何十万もの日本人たち。ケイ、松尾、山本、の三人が立ち上がり日本国政府に宣戦布告する。スピード・スリル溢れる三賞受賞の超大作です。

テーマは重いが、それを関係なく読ませます。外務省襲撃や元官僚の誘拐など、頭脳戦で警察を翻弄する3人。かっこ良すぎです。何故か警察を翻弄すると喜んでしまう自分。いけないヤツ。

ケイが気になる貴子の葛藤の描写も面白い。ケイの無節操で、好色で、単純で、図々しいところ、ぷりぷり怒るところ。でもメロメロ。まさに禁断の愛ってやつ。こういうベタなの大好きです。

それに日系二世のケイと松尾の対比も面白い。ブラジルに順応してサンバな雰囲気のケイ。生真面目な日本人の血を濃く残す松尾。

そして上下2冊のページ数を感じさせない文章で一気読み。お腹いっぱい。大満腹です。ラストでのさわやかな余韻に浸り、その後が知りたいと切に思う。続編希望です。

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垣根涼介
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    2006

11.11

「神様がくれた指」佐藤多佳子

神様がくれた指 神様がくれた指
佐藤 多佳子 (2004/08)
新潮社

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出所したばかりのスリ、辻牧夫。女装の占い師昼間薫。
ひょんな事から昼間の家に居候する事になった辻。
自分をケガさせた少年少女のスリグループを追う辻。
辻の探す少女の1人が、知らずに自分の客になった昼間。
彼ら二人の視線で描かれたお話です。


この本を読んだあとに、解説を読んで唖然とした。
おもいっきりネタバレしてる。 読む前に解説だけは見ないように!!

出所したばかりのスリの牧夫。占い師の昼間。牧夫の幼なじみの咲。
彼らがうさんくさくなくて、むしろ清廉で清々しいのだ。
「しゃべれども」とは全く雰囲気が違うが、魅力ある人物たちが読ませるのだ。

ユーモア小説なのに時にはドキリとさせ、思わぬ展開になっていく。

出てくる少年少女達の悪さには驚いたが、昼間と関わる少女が救い。
ハルという少年スリは、実際に登場してからは魅力が無くなった。
でも現実に居るバカな若者の雰囲気とは一致するのかな。

少年少女スリ団という深刻な内容だが、すっきりと読めたのは良かった。
ただラストの対決は不十分のまま終わってしまう。この終わり方は少し残念。 
なにも善悪をきっちりつけろとは言っていない。
ただ佐藤多佳子さんなら、もう少し余韻の残る終わり方が出来たと思ったのだ。

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佐藤多佳子
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    2006

11.07

「楽園のつくりかた」笹生陽子

楽園のつくりかた 楽園のつくりかた
笹生 陽子 (2005/06/25)
角川書店

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エリート中学生の優は突如田舎の学校に転校することに。
同級生は3人。バカ丸出しのサル男、いつもマスクの根暗女、アイドル顔負けの美女(?)…。
果たしてここは楽園なの?


ガリ勉がド田舎の分校に転校して、田舎者の面々に感化されていく。
このガリ勉の主人公が嫌なやつで、嫌悪感を感じてしまいのめり込めず仕舞い。

脇を固めるのが、バカ丸出しの男子、だんまり屋の女子、オカマ。
優のテンションも下がるが、こちらのテンションも下がるありがちな設定。

もう読む前から結果が見えたのも、物足りなさを感じた一因。
前2作と比べるとちょっと物足りなかった。次に期待やな。



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笹生陽子
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    2006

11.05

「ヒートアイランド」垣根涼介

ヒートアイランド ヒートアイランド
垣根 涼介 (2004/06)
文藝春秋

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渋谷のストリートギャング「雅」のヘッド・アキとカオル。そんな彼らは渋谷界隈のチーマーを相手にして、「ファイトパーティ」というイベントを運営し、大金を荒稼ぎしていた。そんなある日、ちょっとした諍いがもとで、仲間の一人が初老の男のバックを持ち逃げしてきた。それはカジノバーの売り上げを強奪した、裏金強奪のプロの分け前だった。裏金強奪のプロフェッショナルチームの桃井と柿沢が、闇の世界からアキたちを追ってきた。「ファイトパーティ」の利権に以前から目をつけていた地回りのヤクザ、金を奪い返そうと躍起になっている松前組を交えて、四つ巴の戦いが始まった。


静かな緊張感が続く前半。そして怒涛のドンパチが炸裂の後半。もうとんでもなく凄い! そして面白い!!特に後半のハラハラドキドキ感はハンパじゃ無い。銃でもバズーカーでも何でもいいから撃ってくれ!と熱い興奮が溢れてくる。

それに登場人物にも魅力がある。アキは渋谷のストリートファイターのヘッドを部下にして組織を作る。アキはケンカがめちゃくちゃ強く、アキに敵う相手無し。そしてクラブを借り切ってストリートファイト。そこでの売り上げを仲間に分配し、チームを結束させる。頭脳派のカオルはコンピュータを駆使し、情報を管理及びシュミレートをし、アキを的確に補佐する。

桃井と柿沢のプロフェッショナルもすごく渋い。まさに影の仕事人って感じ。だから両方に肩入れして読んでしまう。アキたちの敵に感情移入してもこれは別に問題はない。なぜなら続編に続くから。

話のテンポが非常によく、最後まで一気読みしてしまう本です。そして自分が強くなった様な酔いが心地良い。もうベタ惚れ!!
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垣根涼介
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    2006

11.03

「カレーライフ」竹内真

カレーライフ カレーライフ
竹内 真 (2005/01)
集英社

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人は死ぬものなのだと知ったのは、カレーライスを食べた後だった。その死が僕とカレーを結びつけ、もう一つの死が僕の背中を押した。
祖父のカレーの味を求めて従兄弟と一緒に旅に出る。

なんでそんな所に行くねん!と突っ込みながらも大爆笑。
めちゃめちゃ面白かった。

この本を読まないのはもったいない。
頼むから読んでおくれ!

と一言で収集がつかないぐらい面白かった。

750ページという分厚さですが、
細かい章割りで、さくさく、しこしこ一気読みでした。

それにしても竹内さんって、キャイーンの天野くんにそっくりだ。
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竹内真
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    2006

11.03

「ショート・トリップ」森絵都

ショート・トリップ ショート・トリップ
森 絵都 (2000/06)
理論社

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「ショート・トリップ」は3ページの短編が40編、集められた本です。
少し物足りないです。3ページじゃぁしょうがないか。
それに感想を書きようが無い。

でも大好きな森絵都さんの本なので記事にする。
強引な理由やな~(苦笑)。
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森絵都
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