6月に買った書籍代
2008年06月30日 (月) | 編集 |
個人メモです。

合計15.623円

やっちまったー!

6月に買った書籍
2008年06月30日 (月) | 編集 |
個人メモです。

単行本
オカンの嫁入りオカンの嫁入り
(2008/06/04)
咲乃月音

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破滅の石だたみ破滅の石だたみ
(2008/06)
町田 康

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ランラン
(2008/06/19)
森 絵都

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闇の底闇の底
(2006/09/08)
薬丸 岳

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虚夢虚夢
(2008/05/23)
薬丸 岳

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忍びの国忍びの国
(2008/05)
和田 竜

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文庫本
空の中 (角川文庫 あ 48-1)空の中 (角川文庫 あ 48-1)
(2008/06/25)
有川 浩

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対話篇 (新潮文庫 か 49-1)対話篇 (新潮文庫 か 49-1)
(2008/06/30)
金城 一紀

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I’m sorry、mama. (集英社文庫 き 16-2)I’m sorry、mama. (集英社文庫 き 16-2)
(2007/11)
桐野 夏生

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賢者はベンチで思索する (文春文庫 こ 34-3)賢者はベンチで思索する (文春文庫 こ 34-3)
(2008/06/10)
近藤 史恵

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クローズド・ノート (角川文庫 (し37-1))クローズド・ノート (角川文庫 (し37-1))
(2008/06/25)
雫井 脩介

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木野塚佐平の挑戦だ (創元推理文庫 M ひ 3-11)木野塚佐平の挑戦だ (創元推理文庫 M ひ 3-11)
(2008/06)
樋口 有介

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〔MF文庫 ダ・ヴィンチ〕晴れた日は、お隣さんと。 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ふ 1-1)〔MF文庫 ダ・ヴィンチ〕晴れた日は、お隣さんと。 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ふ 1-1)
(2008/06/21)
福田栄一

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好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫 ま 49-6)好き好き大好き超愛してる。 (講談社文庫 ま 49-6)
(2008/06/13)
舞城 王太郎

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雨の日も、晴れ男 (文春文庫 み 35-1) (文春文庫 み 35-1) (文春文庫 み 35-1)雨の日も、晴れ男 (文春文庫 み 35-1) (文春文庫 み 35-1) (文春文庫 み 35-1)
(2008/06/10)
水野 敬也

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神様が用意してくれた場所 3 いつかの少年 (GA文庫 や 1-3)神様が用意してくれた場所 3 いつかの少年 (GA文庫 や 1-3)
(2008/06/14)
矢崎 存美

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春のオルガン (新潮文庫 ゆ 6-3)春のオルガン (新潮文庫 ゆ 6-3)
(2008/06/30)
湯本 香樹実

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「闇の底」薬丸岳
2008年06月30日 (月) | 編集 |
闇の底闇の底
(2006/09/08)
薬丸 岳

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埼玉県警からの連絡を受けて、日高署の長瀬たちはすぐに現場へ向かった。山道脇の斜面の草むらに牧本加奈は全裸で放置されていた。犯人は七歳の少女を凌辱した挙句に首を絞めて殺害した後、自分の汗や唾液や精液が検出されないよう遺体を洗浄する周到さだ。長瀬は冷たく固まった加奈の遺体を脳裏に焼き付ける。加奈はどんな苦しみを感じたろう。自分にされる行為の意味すらわからない子供をいたぶりながら殺した犯人への憎悪が溢れ出してくる。長瀬は姿の見えない犯人に心の中で言い放った。必ずお前を捕まえてやる。そして、死刑台に送ってやると。長瀬は小学四年生のときに妹を殺された性犯罪被害者の遺族だった。

坂戸中央公園のゴミ箱の中からスーパーの袋に入れられた男性の頭部が発見された。埼玉県警捜査一課の村上が現場へ行くと、その後、レジ袋の中から被害者のものらしき保険証が出てきた。身元確認のためにその住所のマンションを訪ねたところ、上半身裸の首なし死体が浴槽の中にあった。村上は吐き気を堪えながらよく見てみると、男の腹のあたりに刃物か何かで切った縦にも横にも斜めにも不規則に切られた傷跡があった。S……そう読めた。毎日のように起こる陰惨な事件。苦しみ悶える被害者や遺族の姿。とうてい理解できない犯罪者の思考。それらのものと対峙しているうちに、村上は疑問にぶつかっていた。自分がいるこの世界は自分が守るべき価値のあるものなのだろうか。

紗耶を失いたくない。妻の嘆き悲しむ姿は見たくない。男はある計画を思いついた。犯罪をなくすためには恐怖しかない。犯罪を犯すかもしれない者たちの個々に底知れない恐怖を植えつけてやる。しかし、それは同時に、自らも地獄へと導く道だった。紗耶を守るためなら男は自分の身を差し出すことを厭わない。牧本加奈が殺害される事件が起きると、男は行動を開始した。男の手帳には何人かの性犯罪前歴者の名前がある。これから子供が犠牲になる性犯罪が起こるたびに、このリストにある者を殺し続ける。男は警察やマスコミに対して、死体をバラしたときの映像と犯行声明文を送りつけた。サンソンという名前を語って。

これはドキドキだった。そして、すごく面白かった。性犯罪にあった遺族の気持ちと、出所した性犯罪前歴者を守る警察官という立場にいる長瀬の葛藤。その感情を表に出さない長瀬を見守るベテラン刑事の村上。それに加え、サンソンと名乗る男の計画。その三視点によってストーリーは展開していく。ミステリとしては、中盤あたりで帰結が想像できたが、それを差し引いても読み応えがあった。安易に長瀬に共感したとか、マスコミに煽られた一般市民のようにサンソンに同調したとか、そういったことはまったくなかったが、とにかく、薬丸岳はすごい、ということだけは分かった。行き着くところが見えているのにドキドキする。緊張して手に汗握る。もう痺れまくった。

これまで作品を読まなかったことが悔やまれる。新刊の「虚夢」もすでに手に入れてあるので、デビュー作ともども読んで行きたい。今後も追いかけて行きたい作家に出会ってしまった。

薬丸