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    2008

12.28

「ぶたぶたのいる場所」矢崎存美

ぶたぶたのいる場所 (光文社文庫)ぶたぶたのいる場所 (光文社文庫)
(2006/07/12)
矢崎 存美

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海辺の瀟洒なリゾートホテルには、知る人ぞ知る神出鬼没のホテルマンがいた。見た目はかわいいぬいぐるみだが、中身は頼りになる敏腕執事。お客が困っていると、何処からか現れ、疾風のように去ってゆく―。その姿を目撃した者は、幸せになれるという伝説があるのだ。今日も新たなお客がやってきて…。とっても不思議で心温まる、超人気シリーズ最新作。《背表紙より》

「人形の夜~春の物語」
毎年恒例の桜祭り。来年は桜祭りが二十周年の記念ということで、市民から役を募って、シェイクスピア劇を上演ことになった。場所はグランドホテル。演目はオセロー。杉山織はテレビの脚本などを書いてきたが、母が倒れたことをきっかけに実家に帰ってきていた。そして成り行きで演出助手として参加することになった。織の初仕事は、ホテルの執事(バトラー)ぶたぶたにイアゴー役をするよう説得することだった。

「柔らかな奇蹟~夏の物語」
流星が降る夜空に願いをかければ、幸福になれるという伝説の祭り。それを執り行うホテルがあるという。そのホテルに泊まると幸せになれるという伝説もあるらしい。昭光の苦労が実り、愛らしい香奈恵と恋人になれた。その彼女の希望で、このホテルにやって来た。カウンターの脇の柱から、小さなぬいぐるみが、顔を半分だけ出している。また廊下の端で、ぬいぐるみのしっぽが見えた気がする。あれは何?

「不機嫌なデズデモーナ~秋の物語」
母親の誕生日にと有働賢が思いついたのが、地元の高級ホテルでの夕食とエステのサービスだ。そして当日、ホテルに向かう車中、意外なことを知った。母がつぐみとメル友だったことだ。つぐみとは、高校二年になる有働の娘の名前だ。離婚して一緒には住んでいない。有働はひょんなことから、桜祭りのオーディションを受けることになり、主人公役に受かってしまった。しかもヒロイン役は娘のつぐみだった。

「ありすの迷宮ホテル~冬の物語」
原稿、一週間後に三百枚って無理。一介のホラー作家に、どうしてこんな豪華なカンヅメ部屋を用意したのか。熊野井は泣きたい気分になっていたら、ルームサービスのドアがノックされた。どう見てもワゴンが勝手に動いている。ホラー作家のくせに、そういうことにめちゃくちゃ弱いタイプだ。ワゴンの向こう側で、何かがうごめいた。ぎゃあああっ! なんかピンクの塊が、塊があああっ!

「小さき者と大きな空~再び、春の物語」
桜祭り。グランドホテルの舞台観客席には、これまでに登場した脇役たちがいる。初めてひとりでやって来た香奈恵、自分の娘と別れた夫が夫婦役を演じる寛子、熊野井に電話で聞いていた鳥海、姉が舞台の演出助手をした義成と利香の夫婦、つぐみと何となく距離ができてしまった未来。そして、イアゴー役を演じるぶたぶたのオセローが始まった。


今回のぶたぶたさんは少し変わった連作集。これまでとちょっと違う部分は、ぶたぶたさんが見えない人がいることと、見て怖くなる人がいること。特に、ぶたぶたを見て怖がるホラー作家の熊野井が最高に面白かった。そしていつも通り、ぶたぶたさんと出会った人はほんの少し幸せになる。今回もまた、ピンクのぬいぐるみに癒されました。

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