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    2009

02.02

「大金星」水野敬也

大金星大金星
(2008/12/09)
水野 敬也

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大学生の御手洗歩は、家とゲームセンタを往復する生活を続けていた。ある日、渋谷で豆柴を連れた行き倒れの男を助ける。男は太っていた。背にはリュックを背負い、白いランニングシャツに肉団子のようなお腹。短パンからのぞかせている足は短く太い。顔がでかく、眉毛が異常に太く、ぎょろりとした大きな目。圧倒的な九州訛りから、西郷隆盛を連想させる。その男の名は花村春男といい、豆柴の名は義太夫といった。春男は何か恩返しがしたいという。「じゃあ……彼女とか?」冗談っぽく答えたところ、わなわなと震えだしながら唸るようにつぶやした。「じゃどん! こと女子に関しては、おいどん唯一の得意分野にごわす!」

学歴も、ブランドも、お金も、そしてルックスもなく、今まで一度も女の子と付き合ったことがないどころか、手を握ったことすらない恋愛ベタの主人公。そんな御手洗の人生を大きく変えるべく、小説家や詩人の格言に乗せて、二人と一匹のチャレンジが始まる。歩いてくる女子を立ち止まらせるという、いわゆるナンパに始めて挑み、その達成感からくる自分への酔いと、酒の酔いが重なり、御手洗は春男と義兄弟の契りを結ぶ。その春男は、どうしても新歓コンパに行ってみたいと、コンパのチラシを持ち出してきた。それは、憎き笠原のいるイベントサークルの新歓コンパだった。

GARDENはレベルの高い女の子ばかりだった。そして男たちは他にはない圧倒的なオーラを発散していた。遊びに遊んできたそんな余裕が漂っている。しかしコンパ会場にはもう一つ別の集団があった。そこにいる男たちはうつむいたり、隣の男とぶつぶつ会話をしたりしているのだけど、全然楽しそうではなく、ときおり物欲しそうに、盛り上がっている集団をちらちらと盗み見しているのだった。そこにいる男たちは、同じ側の男たちだと直感する。その中に、かつての親友がいた。整形した石川だった。御手洗は春男に石川を紹介し、新たに義兄弟の契りを結ぶ。そしてGARDENの本丸に潜り込もうと奮闘する。

「ゾウ」が成功への努力なら、本書は女性を落とす心得でしょうか。これが、ナンパ、合コンと、おもいっきりスケール小さいんですけど。それに、ガネーシャのユーモアは笑えたけれど、春男の行動は笑えねえ。それにつられる主人公も痛くて痛くて我慢がならない。おまけに、出てくる女子にしても、全然魅力を感じなくて、なんでこんな高飛車女に対して、必死にならなくてはならないんだろうと、そこに疑問を持ってしまう。

「ゾウ」が売れたから二匹目の泥鰌を狙ったのでしょうが、著者の一人よがりとしか思えないお寒い内容で、正直なところガッカリだった。いきなり、つづく、と終わっていたので続編があるのだろうが、こんなダダ滑りならもう読みたくない。図書館で借りて読んだから、まあなんだけど、買っていたなら金返せとキレていたかもしれない。そんな呆れるぐらい程度の低い一冊だった。

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