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    2009

02.05

「四とそれ以上の国」いしいしんじ

四とそれ以上の国四とそれ以上の国
(2008/11)
いしい しんじ

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四国・阿波、ある夜、「藍」が逃げ出した。人間でいえば16、7の小娘――。
屋島の塩、阿波の藍染め、鳴門の渦、人形浄瑠璃、果てしない巡礼路……。
四国を舞台に、物語の魔法使い、いしいしんじが紡ぎだす目もあやな小説世界。読む者の心の奥底に秘められた哀しみ、怖れ、喜びを解き放つ、稀代のイリュージョンとも言うべき、めくるめく5篇を収録。《出版社より》

なんじゃこれ、というのが第一印象。そして、あらすじを書くことさえ拒否するような摩訶不思議な世界で、文章はうねうねと揺れ、人物も物語もうねうねと揺れ動く。父が死に高松の親戚に引き取られた四人の姉妹の物語「塩」。高松から高知へ列車で旅をする英語教師の物語「峠」。海沿いの巡礼路をひたすら歩く巡礼者の物語「道」。鳴門海峡の渦潮にひかれた弟思いのトラック運転手の物語「渦」。ひとり動きまわることを始めた熟成しきっていない藍と、その藍を追う藍師の物語「藍」。

これは四国の一地域をイメージ化して、さらに抽象化して、新たに生みだされた別の四国の物語という感じでしょうか。香川なら浄瑠璃やうどん、愛媛なら坊ちゃんや正岡子規、徳島なら鳴門の渦や繁華街の栄町、四万十川や吉野川と、そういったものが不意に登場することで、幻想めいた異世界と、よく知っている場所とを行き来する。どこか日本神話的な雰囲気を醸し出し、混沌のカオスに身を投じたような不思議な感覚を味わうことになる。

ここにあるのは「命」であって、生きるとはどういうことなのかを描いているような気がした。そして、四国の「四」とは「死」と繋がっているのかもしれない。とにかく、これでもかというぐらい大量のイメージが投げかけられてくる。ぼんやりとしながら読むと、文字に飲まれてしまいそう。本書は、頭でではなく、感性で読むと、心に何かが響いてくるのかもしれない。かなり難解だけど、ね。


いしいさんのサイン。

Image199.jpg

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四とそれ以上の国(2008/11)いしい しんじ商品詳細を見る 四国・阿波、ある夜、「藍」が逃げ出した。人間でいえば十六、七…。心の奥底に秘めら...

2009/05/22(金) 06:46 | +++ こんな一冊 +++

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