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    2009

03.09

「星月夜の夢がたり」光原百合

星月夜の夢がたり (文春文庫)星月夜の夢がたり (文春文庫)
(2007/07)
光原 百合鯰江 光二

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遠い昔の思い出や、幼い頃に聞いたお伽噺、切ない恋の記憶…。夢のかけらのような32篇の小さな物語を、ファンタジックなイラストで彩った、宝石箱のような絵本。ミステリーの書き手としても注目される著者の原点である、詩人、童話作家としての素顔の垣間見える作品集。

「星夜の章」……桜前線が通るのを目撃する「春が キタ」、見てはならないものを見てしまう「塀の向こう」、男はいつまでも馬鹿野郎という「カエルに変身した体験、及びそれに基づいた対策」、電話の沈黙に吸いよせられる「暗い淵」、新婚の教師とその教師に思いを寄せる女生徒「地上三メートルの虹」、苦手があっても大丈夫という「ぬらりひょんのひみつ」、見方が変われば息子を失った母親の悲劇という「三枚のお札異聞」、他人から見れば変でも本人たちにとってはそれが普通という「いつもの二人」、隠れんぼに誘われたのろまな少年の顛末とは「もういいかい」、ハッピーエンドのはずがハッピーエンドじゃなかったという「絵姿女房その後」、夕暮れに咲くマツヨイグサと夜に飛ぶ蛾の関係「遥かな約束」。

以下は内容を省略。

「月夜の章」……「海から来るモクリコクリ」「鏡の中の旅立ち」「萩の原幻想」「かぐや姫の憂い」「赤い花白い花」「チェンジ」「エンゲージリング」「無言のメッセージ」「お天気雨」「隠れんぼ」「天馬の涙」

「夢夜の章」……「ある似顔絵描きのこと」「新説耳なし芳一」「大岡裁き」「いなくなったあたし」「トライアングル」「天の羽衣補遺」「大食いのこたつ」「目覚めの時」「アシスタント・サンタ」「遥か彼方、星の生まれるところ」

一瞬の美しさや、はかなさ、人の思いや、そのすれ違い。人生の教訓や、もしも昔話を違う方向から眺めたら。それら瞬きのような一瞬を見事に捕らえた、大人のための絵本という感じだろうか。切ない作品であっても、そこには優しさがある。一度に読むにはもったいない、ファンタジックで、胸に染み入るような、素敵な物語たち。

印象に残ったのは、「塀の向こう」「カエルに変身した体験、及びそれに基づいた対策」「地上三メートルの虹」「三枚のお札異聞」「遥かな約束」「鏡の中の旅立ち」「エンゲージリング」「無言のメッセージ」「隠れんぼ」「大岡裁き」「トライアングル」「アシスタント・サンタ」「遥か彼方、星の生まれるところ」だった。これはいい作品集だと思う。

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