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    2009

04.01

「虎と月」柳広司

虎と月 (ミステリーYA!)虎と月 (ミステリーYA!)
(2009/02/03)
柳 広司

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父は虎になった。父の名は、李徴。それが十年前。ぼくがまだ四歳だったころの話だ。ぼくがすっかり父の不在に慣れ、それが当たり前だと思いはじめたころになって、とつぜん、父にあったとう人から手紙が届いた。山中で一匹の猛虎に出くわした。その虎こそが、ぼくの父・李徴の変わり果てた姿だったというのだ。この手紙の最後には、虎になった父から贈られたとして、一篇の漢詩が書かれていた。これは、誰がどう読んだって、虎になった男のことばだ。どうやらぼくの父は、本当に虎になってしまったらしい。

ぼくは十四歳になった。最近、母はよく、ぼくをしげしげと眺めて、こんなことをいう。近ごろ父親に似てきたね。父は虎になった。とすれば、その息子であるぼくも、いつか虎になってしまうのではないか? 父の古い友人で、以前手紙を届けてくれた人は、虎になった父とも会っている。彼ならばきっと、ぼくの相談に乗ってくれるだろう。こうして、ぼくは旅に出た。父はなぜ虎になったのか、その真相をつきとめるためにだ。

「山月記」の後日談というミステリYA作品。残念ながら「山月記」は読んだことがない。いや、森見版「山月記」は読んでいるのだが、これをもってして読んだとはいえないだろう。だけど、読んだ読んでいないはこれに関しては問題ではない。この作品は、「山月記」の主人公・李徴の息子が、父はなぜ虎になったのかということを探ってゆくミステリになっている。そして少年の成長記でもあるまったく新しい奇想天外な冒険物語だ。

YAらしくほのぼのとした作品で、少年の行き当たりばったりの旅は面白かった。ただ、漢詩に対する自分の素養のなさゆえに、ときどき出てくる漢詩を退屈なものに感じさせ、ミステリの謎解きの部分でも、そのオチにふ~んという鈍い反応しかできない自分がいた。この辺りはYAぽくなかったなぁ。若年層向きとは思えないところは残念だった。だけど、それ以外は軽く読めていいんじゃないでしょうか。


柳広司さんのサイン。

柳

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