--

--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサー広告
トラックバック(-)  コメント(-) 

    2009

04.14

「空に唄う」白岩玄

空に唄う空に唄う
(2009/02/13)
白岩 玄

商品詳細を見る

主人公は新米のお坊さんの海生で、住職のじいちゃん、母さん、ばあちゃん、犬の真和の一匹と四人暮らし。その日、海生はお通夜をはじめてお勤めすることになった。お通夜とはいえ、じいちゃんの脇で補佐するだけの役目なのだ。亡くなったのは碕沢さんという方の娘さんらしく、歳は海生と同じ二十三歳。葬儀は会館ではなくウチの本堂でやるらしかった。

それなりに緊張はしていたものの、始まってしまえばやることはいつもと変わらなかった。チラと前に目をやれば、祭壇の中央には遺影が見える。碕沢さんちの娘さん。なんとなく夏の太陽を思い起こさせる笑顔。健康的でみずみずしくて、思わず目を留めてしまう。その時ふと見慣れぬものが視界に混ざりこんできた。

女の人が座っている。故人の眠る棺の上に腰かけてがっくりと頭をたれている。碕沢さんちの娘さんだということがわかった。私のこと、見えるんですか? 私、死んじゃったんですか? 彼女はどう見ても普通の人間に見えるけれど、世間的には死んでいるのだ。そして彼女自身も、そのことを受け入れられずにいるらしい。

海生だけが見える。声が聞こえる。さわれる。一方で、彼女と関われる時間が限られている。予兆もなしに姿が消えてしまうのだ。彼女はさわる物がみな硬く、物が動かせない。いや、海生の手渡しだと物が持てる。海生は人をうけ入れるタイプなので、この行くところがない碕沢さんが次第に心配になり、そこで奇妙な同居が始まった。

はっきり言うと、面白いと思えるところがほとんどなかった。海生にしか見えないというよくある設定にも関わらず、取り立てて独自の特色があったとは思えないし、ここにあるユーモアがとにかく薄っぺらい。それに海生に個性がなく、ユーレイの碕沢さんにも存在感がない。ないない同士の二人の関係を淡々と読まされるのは退屈だ。そして海生のお坊さんとしての日常がまったりと繰り返されるだけだ。ラストにしても、そこだけ読めば切ないのだけれど、唐突なご都合の展開に違和感があった。

う~ん。ぶっちゃけ、駄作?! それとも、ただ単に自分とは肌が合わなかっただけなのか。これは一つの意見であって、面白く読める方もいるのだろう。本の帯には、本屋さんからの感動の声も載せられていることだし。ただ、自分にはこの作品の面白さが伝わってこなかった。残念。

ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

その他の作家
トラックバック(1)  コメント(2) 

Next |  Back

comments

読んでるときは結構楽しく読んでたはずなのに
しんちゃんのところでタイトル見たときに
「あれ?読んだはずだけど、どんな話だったっけ?」って。
ラストは突然でしたね。

なな:2009/04/16(木) 19:03 | URL | [編集]

ななさん
五日前に書いたはずなのにもう記憶が・・・。
ラストに違和感? どんなラストだったんだ(汗)
まあいいか...。

しんちゃん:2009/04/17(金) 18:09 | URL | [編集]

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可
trackback
この記事のトラックバックURL

「空に唄う」白岩玄


空に唄う 白岩 玄 JUGEMテーマ:読書 通夜の最中、新米の坊主の前に現れた、死んだはずの女子大生。2人は、寺で同居することになるが!? 「野ブタ。をプロデュース」の白岩さんの2冊目。前作が2005年なので4年も経ったのですね。 主人公の僧侶・海生は23歳。...

2009/04/16(木) 19:03 | ナナメモ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。