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    2009

05.18

「君と一緒に生きよう」森絵都

君と一緒に生きよう君と一緒に生きよう
(2009/03/27)
森 絵都

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ブリーダー崩壊の現場を前に決意した島田さんは、ただちに救出を開始した。持参したケージに次々と犬を入れ、ワゴン車へと運びこむ。島田さん宅ではボランティアスタッフが53頭の到着を待っていた。知り合いのトリマーや獣医師も応援に駆けつけてくれた。痛みと、痒みと、空腹と、悪臭と―苦痛のなかでのみ生きてきた犬たちの、幸福への一歩がはじまった。人と犬のあいだで呼応する命の声―。犬と暮らす喜びと厳しさを描く、森絵都初のノンフィクション。

捨て犬、野良犬、迷い犬、保健所から救出された犬。さまざまな境遇の犬たちを保護して、希望者に譲渡する人々がいる。しかし運よく保護されるのはほんのひと握り。多くの犬が捨てられ、毎日、保健所で殺されている。一頭でも多くの命を救おうと奔走している人々がいる一方、軽い気持ちで飼った犬猫を軽い気持ちで放棄する人々がわんさといる。

命を引き受ける。それは覚悟のいることだ。本書は、犬を保護して譲渡するボランティアの人々、厄難から救われた犬たち、彼らを受け入れる新しい飼い主という、犬を中心に据えたエピソード群で、そのええ話に泣ける。でもその一方で、犬をこういう境遇に陥れた人々がいるということを忘れてはならない。

近所に俄か繁殖屋がいる。いったい何頭いるのだろう。犬を散歩をさせている姿を見たことがないし、その犬の鳴き声が朝から晩まで聞こえてくる。その犬をうるさい!と怒鳴る飼い主の声も聞こえてくる。近隣住人としては大変迷惑な話だ。しかしこれをアホ犬と呼ぶのはお門違いで、ちゃんと躾をほどこさない人こそがアホなのだ。犬に責任はない。だけど、うるさい。何とかならないのでしょうか。犬だけじゃなく責任者も。

うちでも犬を飼っていたことがある。世界的に有名なアニメ制作会社の映画にも登場した種類の犬で、白と黒のブチで耳が垂れた犬。どこかの家では101匹も飼っているらしい。子犬の頃はわんぱくで可愛かった。しかし元々が猟犬なので成犬になると力が強い。散歩に行くと飼い主はぐいぐい振り回されることになった。散歩の時に犬が喜ぶので飼い主は走り、犬は散歩イコール走ると思い込んだからだ。ただ単に飼い主がアホだったのだ。

そんな元気な犬にもやがて衰えがやってくる。歩けなくなり、寝たきりになって、ついには何も食べられなくなった。そして眠るように息を引き取った。あれもしてあげれば良かったとたくさんの後悔をした。うちに来て幸せだったかのかを延々と考えた。だが、ベストではなかったかもしれないが、命を引き受けたその責任は果たしたと思った。その悲しさを経験して、もう犬は飼わないと思った。

しかし、現在の我が家には猫さまが二人いるのである。懲りない人だ。彼らは、拾われて、そして迷い込んできた。昨年までもう一人先輩がいたが、無事に看取ることができた。その時にも思った。もう飼わないと。自分には、人と犬猫の良縁があればいいなと出会いを願うことしかできない。今はこの二人で精一杯。たくさんの愛情をいっぱい注いであげよう。そして時々ぷにぷにした肉球をさわらせてもらおう。亡くなってから後悔しないように。

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