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    2009

05.27

「学ばない探偵たちの学園」東川篤哉

学ばない探偵たちの学園 (ジョイ・ノベルス)学ばない探偵たちの学園 (ジョイ・ノベルス)
(2004/01)
東川 篤哉

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おれこと赤坂通は私立鯉ケ窪学園の二年に転入を果たした。つまり転校生だ。あたらしい学園生活は、まずは無難に滑り出したといってよかった。しかし、順調に見えた学園生活に、微妙な影を指す出来事が起こった。文芸部に入ろうと部室の扉を叩いたところ、目の前に二人の上級生が現れた。そしてその二人に騙されて探偵部に入部してしまった。部長の多摩川流司と部員の八橋京介。本格素人のおれは、先輩たちに勧められた「クイーン」と「ホームズ」を読みながら四月を終え、五月中旬までを過ごした。部長は密室を、八橋はロジックを偏愛する本格マニアであった。

その日は、季節外れの台風の影響で、天気が目まぐるしく変わる一日だった。だが、豪雨の影響をモノともせず、沈む夕陽を眺めつつ屋上で部活動に励む若者たちの姿があった。部室を持たない流浪の民、探偵部の三人である。そこに用務員の堀内辰之助が現れ、そろそろ帰るようにいわれた。そのとき校舎に残っていたのは、放送室にいた島村先生、自習室で補修していた教師の本多と芸能クラスの西野エリカ、生徒会室には生徒会長の桜井あずさ、そして職員室の鶴間教頭と担任の兵藤先生。結局、探偵部の三人は、用務員室を借りてミステリ談義の続きに突入した。

時間も経ち、帰ろうとしたその時、改修工事中のプレハブ校舎の方から悲鳴が聞こえてきた。絶叫の主は音楽教師の小松崎律子。密室と化した保健室で死んでいたのは、芸能クラスのアイドル目当てで侵入した盗撮カメラマンだった。事件後には、祖師ヶ谷警部と烏山刑事という刑事コンビが揃って何かを探し、トリック好きの美術教師が勝手な推理を披露し、音楽教師は謎の言葉を言い残す。教師たちが事件をかき回すなか、芸能クラスのアイドル藤川美佐が行方不明に。さらに音楽教師の小松崎律子の死体が密室で発見された。我らが探偵部と顧問教師の石崎は犯人にたどり着くのか。

相変わらず緩い。でもこの緩さが著者の持ち味であり、すべりを恐れないユーモアが好きだ。一応ミステリの体裁は取ってはいるが、密室のトリックとか、謎解きの快感とか、そういうミステリな部分を期待すると、おもいっきり肩透かしを食らうだろう。これは学園を舞台にしたエンタメ作品。そう割り切って読んで欲しい。多摩川部長にしろ、八ツ橋先輩にしろ、顧問の石崎先生や、保険の真田先生と、みんなキャラ立ちしている。それもみんなが脱力系でボケている。ツッコミを入れるものは誰もいない。しいて言えば、読者が自分でツッコミを入れながら読み進める。こういう気軽に読める作品があってもいいと思う。この著者には、今後も漫画的な作品を量産してもらいたいものだ。こういうおバカ、好きです。

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東川篤哉
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