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    2009

05.30

「秋期限定栗きんとん事件」米澤穂信

秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)
(2009/02)
米澤 穂信

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小鳩常吾朗は、どこに出しても恥ずかしくない一介の小市民に過ぎない。クラスに溶け込み笑顔を振りまき、それでいて相手の名前も覚えていない、ただの船戸高校二年生。夏休みが終わったある日、放課後に呼び出された小鳩くんは、名も知らないクラスメートから告白され、断る必要もないので付き合うことにした。仲丸十希子さんに呼び出されて以降、小鳩くんの幸せな高校生活は始まった。それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまう。バスの停車ボタンを押したのはどちらか。何も取らなかった泥棒の目的とは。

新聞部一年生の瓜野高彦は、学外の話題を取り上げるべきだと主張するが、堂島部長の反論の前にあえなく敗退を繰り返していた。その日は、我ながら、度胸があった。初対面に近い小佐内に声をかけ、出会いがしらの事故のように二人は付き合うことになった。そんなある日、同じ新聞部員の提案でコラムのスペースが作られた。何の記事を書こうか悩んでいた瓜野は、友人の氷谷が持ってきた連続放火事件にある共通項を見つけた。当たれば大きい。犯罪の発生を見抜いたら、堂島部長にも胸が張れる。それになにより、小佐内の前で格好がつく。

三年になった堂島部長の引退により部長の座を手にした瓜野は、被害地予測だけでは飽き足らず、自分の手柄を立てたくて、連続放火の犯人を捕まえるべく、新入部員を動員して張り込みを始める。その一方で、小鳩くんは、ちょっと興味を持って堂島健吾と話をしたら、新聞部に小佐内さんが介入していたことに気づいた。そして連続放火を追っている新聞部員と付き合っていることや、彼の説の根拠などを聞いた。事件解決の道筋が見えた小鳩くんは、健吾に持ちかけ放火犯を焙り出す策を仕掛けることにした。そして、互恵関係を解消して一年、小鳩くんと小佐内さんは再会する。

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
(2009/03/05)
米澤 穂信

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上下巻を一日で一気読みしてしまった。小鳩くんは、彼女が出来てもいつものようにマイペース。小市民になりきれずに謎解きばかりしている。彼女になった仲丸さんもあれだけど、二人のダメさはどっちもどっち。一方の小佐内さんは、何やら裏で動いているようだがその行動は見えてこない。その小佐内さんに代わって、彼女と付き合いはじめた瓜野が連続放火事件を必死に追いかけるが、途中から勘違い野郎になってしまいそこにイライラ。などと思っていたら、終盤に狼さんがその鼻をポキッと折り、そこで気持ちがす~っとしたら、前作の後味の悪さが消えてしまった。

しかしまあ、歪な人ばかりが登場したなあ。そして小鳩くんと小佐内さんの二人は予想通りに元の鞘に戻った。嘘つきで復讐の人である小佐内さんは到底好きになれないけれど、今回の小鳩くんはちょっとカッコよかった。この二人に関わることになった瓜野は、自分を過信して暴走した自業自得もあるけど、損な役割でご愁傷様としかいいようがない。そんな中での一番の功労者は堂島健吾かな。地味だけどほんといい奴だ。最終巻である「冬期限定」では、当然、小鳩くんと小佐内さんの高校卒業によるその行方に重点が置かれるであろうが、第三の人である堂島健吾もお忘れなく。もちろん面白かったです。

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米澤穂信
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comments

おはようございます。
瓜野くん、哀れとしか言いようがないです。
小佐内さんの駒でしたね。
そうそう、堂島君がいなかったらキチンと収まってなかった。
彼が一番えらい!

なな:2009/06/04(木) 08:36 | URL | [編集]

ななさん、こんばんは。
哀れを通り越して悲惨でした。でもそうなるだろうと予測はしていました。
なんたって、小佐内さんと付き合うのだから。
頭脳派の二人はもちろん目立つけれど、堂島健吾は重要人物だと思います。
初登場のときは熱血ぶりがクサかったですけど^^;

しんちゃん:2009/06/04(木) 17:54 | URL | [編集]

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