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    2009

06.04

「少年少女飛行倶楽部」加納朋子

少年少女飛行倶楽部少年少女飛行倶楽部
(2009/04)
加納 朋子

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全身で依存してくる樹絵里は確かに悪い。だけどなんだかんだ言ってそれを許している私はもっと悪い。幼なじみだねと樹絵里は言い、腐れ縁だと私は思っている。中学一年生になり、樹絵里は恋をした。お相手の名前は、中村先輩。一緒にヒコウクラブに入って欲しいの。何するクラブかわけがわからないまま、私は引きずっていかれた。くらげのくーちゃんこと、私、海月は、幼なじみの樹絵里(ジュジュ)に誘われて「飛行クラブ」に入部する。メンバーは、通称カミサマこと変人部長の斎藤神と野球部を兼部する中村海星と私たちの四人のみ。

問題は山積みだった。まずは活動場所。今は仮に二年二組の教室となっているけれど、あくまで仮の状態で申請されている。そしてその申請は、まだ通っていない。何しろ部員数が規定の最低ラインに達していないのだから。だいたいが、活動目的さえ定かではないんだから、もうどうしようもない。だって、空を飛びたいでしょ。中学生が空を飛ぶ。そんなの、無謀で荒唐無稽で誰が聞いても嗤うようなことだ。なのに、本当に自分でも信じがたいことに、カミサマ部長の「空を飛びたい」という願いに、私は強く共感してしまったのだ。

1.あくまでも「自分自身が」飛行することを旨とする。2.当然ながら、「落下」は「飛行」ではない。3.航空機やヘリコプターなどでの飛行は除外される。4.究極的には、理想を言えばピーター・パンの飛行がベストである。以上を踏まえ、当飛行クラブでは、当クラブが規定する飛行を目指し、実現するべく鋭意模索中である――。そのうち、高所平気症の朋(るなるな)、野球嫌いの球児、ものすごく性格が悪い戸倉良子(イライザ)という、問題を抱えた部員が集まった。果たして、このでこぼこ部員たちは大空に舞い上がれるのか。

空を飛ぶクラブ。カミサマ部長は、ひたすらその結論だけありきの人なので、いかにしての部分を考えるのは、下々の仕事ということになる。しかしみんなタイプは違うものの、クラスの中では少し浮いてしまうようなタイプの子ばかり。クラブ活動と称して集まったところで、自分から何かをする子はいない。部長は丸投げ。だけど周りを見ても誰も頼りにならない。そこで海月はしぶしぶすべてを引き受けることに。

でも人には特性というものがあって、それがピタっとはまるとスムーズに行ったりする。ネットに詳しい子がいれば、大人との交渉に長けた子もいる。そうして自分ができることで貢献しあいながら、「飛行クラブ」のメンバーはひとつになっていく。うん。面白かったです。むつかしいこともなく、ジャンルで言えば児童書? YA? もちろん大人でも十分楽しめる作品でした。そしてみんなが可愛かった。おすすめです。

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