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    2009

06.14

「ガール・ミーツ・ガール」誉田哲也

ガール・ミーツ・ガールガール・ミーツ・ガール
(2009/04/21)
誉田哲也

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アマチュアバンド「ペルソナ・パラノイア」のギタリストとして、真っ赤なギブソンのレスポール・ジュニアを手に、ライブの日々を送っていた柏木夏美。彼女のギターに衝撃を受けた宮原祐司は即刻、夏美にアプローチした。だが最初は断られた。もろもろの紆余曲折はあったものの(「疾風ガール」)、夏美は芸能事務所「フェイス・プロモーション」と契約した。現在の夏美と祐司は、アーティストとマネージャ-という関係で結ばれている。

夏美のメジャー・デビューが決まった。だがロック志向の強い夏美とプロデュサーは音楽観の違いから対立。レコーディング方法で揉め、プロモーションでも夏美は口を出し、マネージャーの宮原祐司は振り回されっぱなし。そんなある日、夏美に会社を潰して失踪中だった父親から電話があり、再会した父親は明らかに貧乏人だった。そこに夏美が忌み嫌っているトップ・シンガーの島崎ルイまで夏美の前に現れた。

プロデューサーであり、恋人であった秋吉と破局したルイは、秋吉が所属事務所の社長でもあるので、音楽活動が続けられなくなっていた。夏美はそのルイから起死回生のためのコラボを申し込まれた。夏美はルイの手助けと引きかえに、父親の借金分を前借りさせろとねじ込んだ。こうして夏美とルイのバンドメンバー集めが始まる。だが惚れ込んだ伝説のミュージシャンに参加を求めた二人は、ガキの音楽とまで言われて……。

またロックで元気な夏美に再会できたことが何よりも嬉しい。彼女は直情径行で妥協を知らない。自分でこうだと思ったら突っ走る。だが商売としての音楽と自分のやりたい音楽とのギャップにぶつかり、敬遠したいお人形タイプの売れっ子と音楽をすることになったりと、社会という大人の世界の壁にぶち当たる。しかし成り行きですることになったバイトを通し、バックグラウンドも性格まったく違うタイプの夏美とルイは、次第に心を通わせていき、互いに影響しあって一回り大きく成長していく。

そして著者の誉田氏は元ミュージシャンということもあって、かなり詳しく音楽業界に踏み込んでいる。楽器や機材を大事に扱っているところや、レコーディング風景や、大物ミュージシャンとの競演や、実際のステージでの演奏と、ロックの熱い雰囲気がこちらにビシビシと伝わってくる。まるで夏美の刻むビートが聴こえてきそうだ。

その一方で、圧倒的な才能を目の当たりにして、その道を去る人間たちの姿が描かれている。祐司はかつてルイの音楽に出会い、ベーシストの道を挫折。表舞台は諦め、裏方へ回る決心をして、才能ある夏美のマネージャーになった。祐司の上司も同じよう挫折したくちだ。音楽に熱くなったことがある人は、音楽から離れることはできない。それはリスナーも同じだ。音楽を聴いて、音楽小説を読んで熱くなる。それはこれからもずっとだ。また夏美たちに会いたい。そしてとても面白かったです。最後に一言を。ロック最高!!


誉田哲也さんのサイン。

誉田

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誉田哲也
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comments

読みましたか~(* ̄∇ ̄*)
あたしは読めてません( ノД`)シクシク…

お弁当の歌は、今作もありますか??
あれ、大好き★
(〃∇〃) てれっ☆

つたまる:2009/06/15(月) 23:42 | URL | [編集]

つたさん
読みました。ロックはいいんだけど、このジャケは何とかして欲しい^^;
お弁当の歌はありませんでした。

早く読めるといいですね。

しんちゃん:2009/06/16(火) 17:22 | URL | [編集]

正直音楽には興味ないので、ちょっと進みは遅かったですけど、音楽オンチな私でも分かりやすかったです、前作もそうですが。
でも夏美の話っていうより、ルイと夏美の話でしたね。ま、タイトル通りですが。

じゃじゃまま:2009/09/22(火) 22:18 | URL | [編集]

じゃじゃままさん
そう夏美じゃなくて、夏美とルイの物語でした。
できれば夏美オンリーで読みたかったですが、これはこれでありでした。

しんちゃん:2009/09/23(水) 20:31 | URL | [編集]

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ガール・ミーツ・ガール 誉田哲也著。


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ガール・ミーツ・ガール<誉田哲也>-本:2010-19-


ガール・ミーツ・ガールクチコミを見る # 出版社: 光文社 (2009/4/21) # ISBN-10: 4334926436 評価:82点 疾風ガールの続編。 柏木夏美がいよいよミュージシャンとしてデビュー。 前回は「才能あるものが成り上がる」的なラストだったのだが、今回は夏美が様

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