--

--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサー広告
トラックバック(-)  コメント(-) 

    2009

06.23

「マイ・ブルー・ヘブン」小路幸也

マイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴンマイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴン
(2009/04)
小路 幸也

商品詳細を見る

昭和二十年。国の政治に関わる文書が入った箱を父から託されたのは、子爵五条辻家の一人娘・咲智子。GHQの追っ手に追いつかれた咲智子を救ったのは、江戸っ子口調と見事なキングス・イングリッシュを使い分ける若い男性。堀田勘一であった。訳ありと見た勘一は、咲智子を実家の東京バンドワゴンに連れて行く。

勘一の父親の草平は、咲智子の父を知っていた。実は学生時代の友人で、さらに勘一の祖父は、一時代を築いた政財界の大物で、ある日突然のように引退していた。東京バンドワゴンは、その目に見えない遺産を引き継いだ古本屋だった。堀田家の家訓〈文化文明に関する些事問題なら、如何なる事でも万時解決〉に乗っ取り、咲智子は勘一の嫁サチと偽装して、かくまわれることになった。

稲妻のジョーと異名を取る貿易商のジョー、元陸軍情報部にいた十郎、猛獣使いという通り名を持つシンガーのマリアが、箱とサチを守るため東京バンドワゴンに集まってくれた。勘一に助けられ、頼りになるお父様や、優しいお母様や、同居する戦災孤児のかずみちゃんと出会い、一緒に住む事になった。そして、ジョー、十郎、マリアがやってきて、堀田家は大家族になった。だがサチの両親の行方は依然と不明で。

シリーズ番外編は、堀田家のルーツがわかる内容になっている。勘一とサチの出会いや、がらっぱちだけれど優しい勘一の若かりし頃や、いつも幽霊で見守っているサチさんのお嬢様ぶりも必見で、下町の古本屋の蔵になぜお宝の蔵書が眠っているのか、堀田家にあふれる家訓のこと、大家族でわいわい食卓を囲む風景、人助けをするという家柄も、時代と共に引き継がれてきたんだと、これを読めば知ることができる。

そして、サチを取り巻く困難な環境を打破しようとチーム・東京バンドワゴンが活躍した結果、古本屋の息子に生まれた我南人がなぜロックンローラーになったのか、あの口調になった理由など、シリーズを読んでいる人なら、思わずニヤリとしてしまうエピソードに繋がっていく。堀田家は今も昔も「LOVE」に溢れている。人を思いやる優しさに感動で胸が熱くなり、何度か涙しそうになった。番外編と侮ってはいけない一冊でした。

シリーズ二冊が文庫化した時期にこれって…、、商売上手?!再読したくなるよね(笑)

ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

小路幸也
トラックバック(2)  コメント(2) 

Next |  Back

comments

私は何度も涙しちゃいました。
あの大変な時代に、なんて優しい人たちなんだろう、サチさんの強さや、草平さんや勘一たちの優しさ、忘れちゃいけませんね、日本人として!(大げさか!?)
ギスギスしがちな心(!)に、ふ~っとそんな気持ちにさせてくれる物語でしたね。
我南人がロックンローラーになったのも納得~!!

じゃじゃまま:2009/09/15(火) 14:51 | URL | [編集]

じゃじゃままさん
ベタだけど涙腺にきますよね。
このシリーズだけはハズレがないようです。
うはっ!言っちゃった^^;

しんちゃん:2009/09/18(金) 18:09 | URL | [編集]

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可
trackback
この記事のトラックバックURL

マイ・ブルー・ヘブン 小路幸也著。


≪★★★★★≫ 東京バンドワゴン、ここにあり!? まさか東京バンドワゴンだったとは。番外編!? いつも優しい語り口で物語を進めるサチさんの、在りし日の、勘一との出会い、勘一の父母と東京バンドワゴンでの日々の物語。 あまりにも優しいサチさんの目線や語り口に、...

2009/09/15(火) 14:42 | じゃじゃままブックレビュー

マイ・ブルー・ヘブン 小路幸也


マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン (東京バンドワゴン)著者:小路 幸也販売元:集英社発売日:2009-04-24おすすめ度:クチコミを見る 国家の未来に関わる重要な文書が入った“箱”を父親から託され、GHQを始め大きな敵に身を追われるはめになった、子爵の娘・咲智子...

2010/10/22(金) 00:22 | 苗坊の徒然日記

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。