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    2009

07.18

「警官の紋章」佐々木譲

警官の紋章警官の紋章
(2008/12)
佐々木 譲

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「笑う警官」「警察庁から来た男」あっての作品。この二冊を押さえていないと十分に楽しめないと思う。濃密と言っていいぐらい作品間のリンクがあります。極端を言えば、続けて読むのがベスト。これから読むというかたは読む順番にご注意を。そういう自分は、前を忘れてた。

制服警官の日比野伸也の父は、道警本部の不祥事の公判出廷を翌日に控え、突然死亡した。警察組織を売ることができず、かと言って、偽証することができない堅物であった。そして上からの説得もあった。証人にならず、公判に出ないで、組織を守られる方法。彼が選んだ手段は自殺だった。

北海道警察は、洞爺湖サミットのための特別警備結団式を一週間後に控えていた。洞爺湖サミットの結団式となれば、東京から「彼」もやって来る。父の死について責任を取る舞台としては、結団式のイベントはうってつけだ。勤務中の制服警官・日比野伸也は拳銃を所持したまま失踪した。

サミット警備シフトが敷かれる中、うたった警官・津久井卓は、遊軍として警務部に配属された。そして津久井は、拳銃を所持したまま失踪した日比野の追跡を命じられた。大通署生活安全課の小島百合は、婦女暴行殺人犯を撃った婦警として、結団式に出席するサミット担当特命大臣・上野麻里子の担当SPとなった。

大通署刑事課の特別対応班という窓際にいる佐伯宏一は、かつて中古車の密輸犯を突き止め男を逮捕した。だがもっと大きな事件の内偵を進めているからと、事件を上に取り上げられた。その事件は北朝鮮からの覚醒剤密輸事件へと発展した。その事件は本当に存在したのか疑惑が強まり新ためて追う。それぞれがお互いの任務のために、式典会場に向かうのだが...。

おもしろかったです。これまでで一番と断言してもいいほどに。今回のテーマは、キャリアと呼ばれる警察官僚に対する、現場の刑事の矜持でしょうか。佐伯は埋もれてしまった自分の事件を独自に調べ、津久井は消えた警官を追い、小島百合は身辺警護。佐伯の唯一の部下・新宮がほとんど登場しない。だけど、彼が実はキープレイヤーだったりするのです。三人の視点はラストまで交わらないけれど、彼らが一同に揃う緊迫したラストは鳥肌ものでした。ところで、ライフルが積まれた盗難車の行方はどうなったのだろう。これって著者お得意の意味不明な次巻へのネタ振り?シリーズ第四弾も楽しみだ。


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