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    2009

09.28

「看守眼」横山秀夫

看守眼看守眼
(2004/01/16)
横山 秀夫

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さまざまな職業の主人公が織り成すミステリ短篇集。ただ、ハズレはないものの、特別抜き出た作品もなかった。しかし安定感と上手さは楽しめる作品集だと思う。

近藤は若い頃から一貫して刑事志望だったが叶わず、三十八年の勤務のうち、実に二十九年間を留置場の看守として過ごした。結果として朝から晩まで多種多様な犯罪者と向き合っていれば、嫌でも刑事眼が養われる。定年を迎え、穴蔵刑事が穴蔵から出て、証拠不十分で釈放された「死体なき殺人」の容疑者を追う。(「看守眼」)

名もなきライターである只野が、大企業の会長の自伝を執筆することになった。老人は自らの殺人を告白する。わしは人を殺したことがある。二十八年前。道ならぬ恋だった。只野は五歳のときに母に捨てられていた。二十八年前という偶然を介して、頭の中で老人と母が繋がった。老人が母を殺し、だから母はあの日を境に忽然と姿を消した。(「自伝」)

家裁の調停委員であるゆき江は、離婚調停に訪れた申立人の顔に見覚えがあった。知人であるなら、規則に従ってこの調停から下りねばならない。だが、ゆき江が一方的に知っているだけのことなのだ。それは当事高校二年生だった娘を不登校に追い込んだ少女だった。仕返しではない。ただ、その後を覗き見たかった。(「口癖」)

県警のホームページがクラッカーに侵入され、ページを書き換えられた。画面が真っ暗で、そこに、フランス語の赤い文字が並んでいる。ホームページの責任者である立原は、侵入手口とアクセス経路を手がかりに、犯人を追う。その一方で、この不祥事がマスコミに嗅ぎつけられる前に、握り潰そうと奔走する。(「午前五時の侵入者」)

外勤記者から整理部に異動してまだ日が浅い高梨は、昨日終わった写真展を今日までやっていると新聞に載せてしまった。写真家は訂正記事を出すように求めてきた。謝罪のため、写真家の自宅を訪ねたが不在。翌朝の朝刊には訂正記事が掲載された。十日後だった。写真家が自宅居間で死体で発見された。(「静かな家」)

倉内は二年前に知事公室秘書課長に抜擢された。事実上、知事直轄部署の長となり、仕えることの醍醐味を骨の髄まで味わうことになった。県知事の権力は強大だ。その下で働く。自分はトップになれないが、トップである知事を補佐し、倉内は夢中で仕えた。だが、ここにきて、知事の信を若い桂木に奪われてしまった。(「秘書課の男」)

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横山秀夫
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comments

主人公の留置場の看守という職業がいいなぁ・・・
プリズンブレイクを思い出します。
短編集は好きなので今度読んでみようと思います!ミステリは大好物なので♪

Lala:2009/09/28(月) 23:43 | URL | [編集]

Lalaさん
特殊な職業がお好きですか。「陰の季節」「顔FACE」も面白かったですよ。
あと、高野和明さんの「13階段」は読まれましたか?
どれも佳作でしたよ。

しんちゃん:2009/09/30(水) 14:23 | URL | [編集]

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