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    2009

10.05

「brother sun 早坂家のこと」小路幸也

brother sun 早坂家のことbrother sun 早坂家のこと
(2009/08/26)
小路幸也

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お父さんが再婚して家を出ていったのが三年前。出ていったと言っても、そこの角を曲がった二軒目に住んでいて、距離的にはほんの二十メートルも離れていない。そして、この家に残されたのは三人の姉妹。この家にはおじいちゃんとおばあちゃんとお父さんとお母さんと三姉妹、一家七人が暮らしていた。三姉妹がみんなに見守られて育っていく中で、おじいちゃんが死んで、おばあちゃんも後を追うように天国に召されて、お母さんも病気で死んでしまった。それから、お父さんは、三姉妹を男手ひとつで育て上げてくれた。

あんず姉が大学を卒業して社会人をやりはじめたころに、お父さんは十九も年下の真理奈さんと出会って恋をして年がいもなくできちゃった結婚をしたのは、かりんが高校生で、なつめも中三になって、さすがに手も掛からなくなって家のこともちゃんとやるようになっていた頃だった。新婚の二人はあんず姉の提案に頷いてすぐ近くの空き家だったところを借りて住みはじめた。お互いの家を行き来しながら新しい家族の絆を深めていった。そうやって日々が流れて、お父さんと真理奈さんの間に生まれたのが、二歳になった陽ちゃんだ。

存在すら知らなかった伯父さんが突然現れた。伯父さんは、お母さんが、つまり義理の妹が死んだことさえ知らなかった。お父さんと伯父さんは二十年以上も会っていないというのは、かなりの事情や理由がありそうだ。伯父さんが来たことを、お父さんには伝えていない。そう伯父さんが望んだからだ。そして大きい賞を受けた画家だと美術雑誌に載っていた。伯父さんの登場をきっかけに、いろいろと早坂家周辺で起こる事柄を、社会人のあんず、短大生のかりん、高校生のなつめの三姉妹それぞれの視点で語る家族小説。

いい意味で小路さんらしい作品。あんず姉、かりん、なつめ、あんずの婚約者同然の向坂さん、かりんの恋人の惇史くん、なつめの彼氏のマーくんと、みんないい人で、嘘のようにかわいい人ばかり。波乱を予感させるが、すべてが大団円の方向に向かって一直線。これを物足りないという人もいるかと思うが、これが小路作品。メルヘンに不幸があってはいけないのだ。いいお話を、安心して読む。変に黒いものや難しい展開を求めちゃダメ。これが小路作品を読む秘訣でしょうか。作品に自分の好みをぶつぶつと要求する方には向きません。素直なこころを持って楽しみましょう。

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小路幸也
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comments

この本!
学校の図書室にあって、読もうと思っていた本です!
レビューありがとうございます♪

Lala:2009/10/06(火) 20:56 | URL | [編集]

Lalaさん
へ~、今の学校の図書室って、こういう本も所蔵しているのですね。
自分が学生だった頃、文芸の新刊なんて一冊もなかったです。
大人が読ませたいだけの、夏休みの課題図書のような本ばかりでした。

しんちゃん:2009/10/07(水) 22:27 | URL | [編集]

よかったですよね~。
そうそう、大団円の方向に向かって、っていいですね。その通り!
メルヘンに不幸は、本当にいらないですよね~。
贅沢を言えば、ラストのあんず夫妻と継母の間に起こった出来事いらなかったです。

じゃじゃまま:2009/11/06(金) 10:43 | URL | [編集]

じゃじゃままさん
いい人ばかりの王道路線。小路作品とはこういうもの、と割り切れば楽しめますよね。
確かに、終盤は少し苦かったです^^;

しんちゃん:2009/11/07(土) 10:44 | URL | [編集]

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brother sun 早坂家のこと 小路幸也著。


≪★★★★☆≫ あんず、かりん、なつめの三姉妹は、父親の再婚を機に、父たちは角を曲がった隣の新居に、三姉妹は母の残した実家に住む。 新しく生まれた弟、継母との関係も良好。 そこへ、20年ぶりに現れた父の兄、伯父さん。伯父は言う、「私がここへ来たことは弟に

2009/11/06(金) 10:41 | じゃじゃままブックレビュー

brother sun 早坂家のこと(小路幸也)


またまた小路さんの新刊。この発刊スピードはなんなのっ!?と言いたくなるくらい、本当にどんどこ新刊が出てますねぇ。スゴイです。ついていくのが大変です(笑)

2010/01/09(土) 16:33 | Bookworm

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