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    2009

10.18

「法月綸太郎の功績」法月綸太郎

法月綸太郎の功績 (講談社文庫)法月綸太郎の功績 (講談社文庫)
(2005/06)
法月 綸太郎

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警視庁捜査一課の法月警視の息子で、推理作家の法月綸太郎が難解な事件の謎を紐解く、五つの本格ミステリー。「イコールYの悲劇」「中国蝸牛の謎」「都市伝説パズル」「ABCD包囲網」「縊心伝心」を収録。全体的な出来としては悪くないと思う。ただ、この著者には「頼子のために」と同等のレベルをつい期待してしまう。「頼子」は別格だとわかっていてもだ。それを思うと、まったくもって損な作家だ。

「イコールYの悲劇」
翠に連絡して明日の約束をしておかないと。ゆかりは電話の受話器を手に取った。三度のコール音の後、電話に出る声。姉は今、外出しておりまして。電話に出たのは翠の妹の茜だった。主人である坂崎氏は出張で家にいなくて、泊まりがけで遊びにきたままひとり留守番をしているということだった。その数時間後、帰宅した翠によって、遺体となった茜が発見される。現場には、「=Y」というダイイング・メッセージが書き残されていた。翠の供述から、夫の不倫相手なる容疑者が浮かび上がるのだが。そして事件翌日に起きた別件の被害者が翠の友人であったゆかりであることが判明した。

「中国蝸牛の謎」
綸太郎の許に、対談の依頼が舞い込んだ。相手は今年デビュー二十五周年を迎える人気作家の鹿沼隆宏。今でこそオールラウンドな作風で幅広い層の読者を獲得しているが、対談当日、鹿沼は初心に返って本格物を書くと宣言した。その小説は密室物で、カタツムリをモチーフとし、鏡に映った像がトリックを解明する重要なヒントになるという。対談から一ヶ月後、鹿沼が自宅の書斎から消失し、別の場所で死んでいるのを発見された。消失現場となった書斎は、密室状態で、部屋中の家具や調度類が、みんな上下あべこべの位置に動かされていた。

「都市伝説パズル」
大学生のA子はサークル仲間たちと飲み会を楽しんだ先輩のアパートを後にした。部屋に忘れ物をしたA子は先輩のアパートへ引き返すことにした。ところが、部屋の電気はすでに消えていて、チャイムを鳴らしても返事がない。試しにドアノブを回すと、ドアが開いた。部屋の中は真っ暗だが、先輩を起こすのもかわいそうと、電気をつけずに、忘れ物つかみ、そのまま部屋を立ち去った。翌日、先輩は遺体で発見された。そこには血染めの文字でこう記されていた。電気を付けないで命拾いしたな。この有名な都市伝説と、まるで瓜二つの事件が実際に起こった。

「ABCD包囲網」
出頭してきた鳥飼の自白は二度とも嘘だった。一件は真犯人が逮捕され、もう一件も明らかに自殺だった。それから半月後、鳥飼は例によって、性懲りもなく嘘の自白を重ねたが、これまでの二回とは違って、鳥飼と前後するように鳥飼の妻が姿を見せた。夫の様子がおかしいので、留守中に部屋を調べてみると、机の抽斗からこんなものが。地図に打たれた四つの×印のうち、三つはいずれも鳥飼が出頭して、虚偽の自白を行った事件の現場を示していた。それら三つの地点は、一直線上に並んでいた。そして、四番目の×印は鳥飼夫婦が住んでいるところだった。主人は、わたしを殺そうとしています。

「縊心伝心」
ひとり暮らしのOLが妻子持ちの不倫相手に、これから自殺すると予告電話をかけた。それから一時間後、男が女のマンションに駆けつけると、彼女は部屋で首を吊って死んでいた。ロフトベッドのスチールパイプに、荷造りロープをくくりつけて。男はすぐに警察を呼んだ。ところが、ロープを外して女の死体を調べてみると、死因は縊死ではなく、後頭部の打撲であることがわかった。最初はだれも、男の供述を真に受けたりはしなかった。ところが、男には非の打ちどころのないアリバイが成立した。さらに遡ること一ヶ月前、男の自宅に匿名の手紙が届いて、愛人との関係が奥さんに知らされていた。

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