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    2009

11.10

「ハング」誉田哲也

ハングハング
(2009/09/16)
誉田 哲也

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警視庁捜査一課第五強行犯特捜一係は、重要未解決事件の継続捜査や、強行犯に係わる特命捜査を手掛ける部署である。津原英太巡査部長が所属する通称「堀田班」は、主任の堀田次郎警部を筆頭に、冷静沈着な先輩刑事の植草利巳、馬鹿を演じ続ける同期の小沢駿介、できの悪い弟のような後輩の大河内守の五人で編成されている。堀田班の若いメンバー四人は、休暇になると植草の妹・遥を誘って何度も飲み会を続けていた。大河内は遥のことを想っている。それを承知の上で、同じく遥に想いを寄せている津原には、彼を指し置くような真似はできなかった。彼はあらゆることを津原に相談し、また津原もそれに答えてきた。

赤坂の宝飾店の経営者が刺殺されたが、犯人を逮捕するには至らず、捜査本部は解散。捜査は打ち切りとなっていた。ところが被害者の長女が遺品を整理したところ、店内の様子を撮影したビデオテープを発見。監視カメラの映像には犯行の九日前に起きた強盗未遂の場面が録画されていた。再捜査にあたった堀田班は一気に犯人にたどり着き、自供も得るが、突然メンバー五人に移動の辞令が出た。そして迎えた初公判で犯人は、植草に自供を強要されたと言い出し、名指された植草は首を吊った。これには裏があると睨んだ津原は、警察をやめて雑誌記者になった小沢とともに、植草の身に起こったことを調べ始める。

そうして津原は巨大な闇に足を踏み出し、一人、また一人と大事に思う人を次々と失っていく。その闇に蠢いているのは、国の政治を裏側から操る謎の大物、元警察庁長官で財団法人の理事、元警視庁刑事部長で現在は関東管区警察局長、彼らの手足となって動く現役の警視庁捜査一課主任、そして、殺しによって世間と繋がっている「吊るし屋」と異名をとる殺し屋。気がつけば正義感を通り越し、怒りで突き進んだ津原自身も、深い闇に呑み込まれ、後戻りできないところにまで到達していた。その危うい結末とは。

刑事小説と思いながら読んでいると、いつの間にか悪漢小説へと変貌していた。これにはちょっとビックリ。誉田作品といえば刑事もの。それを知っている読者を巧く裏切った感じの作品だ。また、剣道を扱った青春小説しか知らない読者にとっては、尚ビックリの作品内容だろう。いったい何人の死者がでるのか。実はこれが誉田作品の本性なのだ。死人がでない「武士道」シリーズの方が異色作だったのだ。元々ホラー出身だけあって、容赦なく人を殺す。それも無残に。趣味悪いだろうが好き!

最近、人気が出だした誉田作品だが、無事に受け止められるのだろうか。そこが心配。

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誉田哲也
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comments

あたしの中では、
「ジウ」3部作を書かなければ「武士道」3部作は完成し得なかった作品(正反対の女性2人が主人公)と捉えてますが、

あの描写は、
武士道から入った人にはキッツイかもね( ̄∇ ̄;)


「武士道」の映画化、
あたしは成海璃子さんが早苗役思ってたけど、実は香織役なんだって~(」°ロ°)」ナント
北乃きいさんの方が香織っぽいけどなぁ・・・。

つたまる:2009/11/12(木) 00:39 | URL | [編集]

つたさん
読みはじめが人殺しとホラーだったので耐性があります。
でも慣れてないとキツいですよね。

へー、映画化するんだ。といっても興味ありません。
テレビ見ない人なので、そのタレントさんも…知らない^^;
こけると分かっている映像化には反対です。(ヲイ)

しんちゃん:2009/11/12(木) 18:36 | URL | [編集]

私は誉田さんは「ストロベリー・ナイト」から入ったので、全然OKです。とはいえ、津原がそっちの世界に行ってしまい(恐らく)、まさか遙が・・・どんだけ死体が増えるのでしょう、ってその容赦なさに、ページをめくる手は止まりませんでしたね。

「武士道」の映画化は、またファンが増えちゃいますね。寂しいかも。(爆)
見るか分かりませんけど、つたまるさん同様イメージ逆かな~?

じゃじゃまま:2010/01/28(木) 23:32 | URL | [編集]

じゃじゃままさん
これまでは検索でヒットするのは俺らのみ。
俺たちの誉田さんでした。
でも最近のブレイクで、一気に遠い人になっちゃいました。
うれしい反面、寂しいですよね。
代表作は刑事もの、剣道か。でも自分のイメージで一番は、バンドの人。かつてバンド小僧だったので、姫とかよりも、「疾風ガール」の夏美です(笑)

しんちゃん:2010/01/30(土) 22:56 | URL | [編集]

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ハング 誉田哲也著。


≪★★★★≫ ★五つにしようかと迷ったんだけどね~。 やっぱりやだやだ、切なすぎるよ。 =壮絶な死の連鎖は、一連の事件捜査から始まった。= (表紙より) 警視庁捜査一課「堀田班」の面々の、和気藹々とした空気が伝わってきただけに、堀田班解散、植草の妹遙をめ

2010/01/28(木) 23:27 | じゃじゃままブックレビュー

誉田哲也の警察モノを


小説「ハング」を読みました。 著者 誉田 哲也 誉田さんの作品は今までも読んでましたが 青春モノが多く、警察モノ ミステリは初めて! ジャンルは違えど 著者の作品は読んでいたこと...

2013/01/16(水) 22:22 | 笑う社会人の生活

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