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    2009

12.10

「巡査の休日」佐々木譲

巡査の休日

巡査の休日

村瀬香里はストーカー被害に遭っていた風俗嬢だ。ストーカーの鎌田光也は、帯広で強姦殺人を犯していたとわかり、大通署生活安全課の小島百合が張りつけ警戒についた。捜査本部の読みどおり、その村瀬のアパートに鎌田は侵入した。しかし警戒中の小島に右肩を撃たれ、住居不法侵入現行犯で逮捕されたのだ。鎌田は銃傷の治療のため、医大病院に緊急入院、監視付の特別病室で治療中だった。その彼が、人質を取って脱走し、行方不明になって一年が経っていた。

津久井卓は帯広警察署の在籍であるが、道警本部内に置かれた鎌田事件捜査本部に出向という名目で組み入れられていた。鎌田の足どりは完全に途絶えていた。そこに神奈川県で現金輸送車を襲撃する未遂事件が起こった。犯人は二人組。遺留品のマスクに残っていた唾液から、ひとりは道警が全国に指名手配している鎌田と断定された。もうひとりの男の身元は判明していない。鎌田はかつて自衛隊にいた。津久井は捜査員の渡辺と組んで、鎌田の自衛隊当時の交友関係を洗い出す。

二年前、裏金問題が表沙汰になったとき、佐伯宏一や新宮昌樹は幹部たちを無視して越規行動を取った。その結果、同じ大通署刑事一課の盗犯係ながら、ふたりだけ組織本体から分離された配属となった。要するに干されたのだ。バイクを使った二人組のひったくり事件が東署管内で連続して起こり、ついで大通署管内で二件発生した。佐伯と新宮は現場付近で聞き込み調査をする。その一方で、佐伯はキャリアの連中がでっちあげた架空の犯罪を知り、その事件と自分なりのケリを着ける。

村瀬香里は風俗の仕事を辞め、美容学校に通い出していた。また、誰かが狙っている。村瀬のネットワーク・サービスに、「また会おうね」「見つけたよ。気をつけな」というメッセージが送られたのだ。さらに、親しい友人の携帯が盗まれ、村瀬の携帯に同じ文面のメールが届いた。再び小島百合は村瀬の警護を命じられる。その村瀬は、北海道の一大イベント・よさこいソーラン祭りに出場することが決まっていた。小島は自らもよさこいで旗手として踊ることになる。

「笑う警官」、「警察庁から来た男」、「警官の紋章」に続く、北海道警シリーズ第四弾。というわけで、先行する作品を読んでいないと、随所で置いていかれてしまう場面がある。しかし、面白い。小島百合、津久井卓、佐伯宏一、新宮昌樹の四人は、かつて一度だけチームを組むことがあった。その名も裏捜査本部。それ以降は、各々がニアミスする程度の関係で、今回の行動も各自で独立したものだ。それでも読ませる内容だった。だが一読者は強く思う。またいつか裏捜査本部を、と。

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佐々木譲
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