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    2009

12.13

「メギド」渡辺裕之

メギドメギド
(2009/09/19)
渡辺 裕之

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ベトナム戦争が泥沼化し、日本国内でも政情不安が続いていた1972年、奥多摩にほど近い檜原村の滝壺の縁でひとりの美青年が発見された。彼はすべての記憶を失い、頭部に大きな手術痕が残っていた。やすらぎの郷というキャンプ場を経営している根岸達夫に助けられ一字をもらって達也と名づけられた青年は、キャンプ場の仕事を住み込みで手伝うことになった。やがて、戦中から兵器開発を続ける軍需会社“大島産業”から達也に刺客が送り込まれた。だが、達也はメギドと呼ばれるもうひとりの人格を自覚、敵を撃退する。

達也は断片的にメギドとしての殺人の記憶が甦るようになる。メギドはハルマゲドンが行われる丘の名前、神と悪魔、善と悪が最後の戦いをする戦地。メギドこそ達也であり、一つの体の中で善と悪が闘っている。達也は、生まれつき二つの人格を持ち、一つの肉体の中で葛藤している。しかも脳に古武道の達人の脳細胞を埋められた人間兵器だった。そして記憶喪失になる強い暗示をかけられているのだ。達也はやすらぎの郷を飛び出し、新宿に流れ、幻覚のビジョンに導かれるまま天竜峡の竜泉寺を目指した。

ぱっと思い出したのはジェシカ・アルバ主演の「ダーク・エンジェル」という海外ドラマ。その日本版と思っていただければほぼ間違いない。主人公は、大島産業の人体実験施設から脱走したものの、自分が誰なのか、どこからやって来たのか記憶を失っている。しかし、危険が訪れると古武道の達人となる。圧倒的な強さだ。だがそれは悪の人格メギドであって、その間達也は眠っている。やがて達也自身もその能力を発揮し出すが、脳の中では二つの人格を共有できても、メギドが表に出ると暴走してしまう。

そういう独自の人物設定はあるものの、それ以外の大筋は「ダーク・エンジェル」そのもの。出会う人に恵まれつつも、刺客の襲撃を受けては闘う。強いけれど心に弱い部分がある。零チャイルドと呼ばれる自分と同じように製造された人間兵器がいる。そして記憶がブロックされたままの達也はプロテクターを解除するため研究所に侵入し、同じ境遇の仲間でありながら洗脳された兵士たちが立ち塞がることになる。アクションものとしては定番の部類に入るのだろう。そして意外とライトで取っつきやすい作品だった。

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