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    2010

01.22

「ハーブガーデン」草野たき

ハーブガーデン (物語の王国 10)ハーブガーデン (物語の王国 10)
(2009/10/23)
草野たき

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由美は四年生になって、学童クラブを卒業しなくてはならなくて、そのかわりみたいにお母さんに塾とそろばん教室にいれられた。由美はそのあと、近くの本屋で仕事帰りのお母さんと待ち合わせてから、家に帰る。五年生になった由美がまず向かうのは、雑誌のコーナーで、さくらちゃんは中学生向けファッション雑誌の看板モデルだった。なんて、かわいいんだろう。由美は、すぐにさくらちゃんに夢中になった。さくらちゃんは由美のあこがれになった。

空き地で寝転がってみたのも、もちろん、さくらちゃんと同じことをしてみたかったからだ。そんなとき、見慣れない制服を着た中学生に声をかけられた。おいしいハーブティーが飲める、すごくすてきな場所が、この近くにあるんだよ。さくらちゃんだ。気がつくと、由美はうなずいていた。あこがれのさくらちゃんに誘われて、どうしてイヤだなんて言えるだろう。だけど、期待はつぎの瞬間、あっさりうらぎられた。私は木下綾芽。だけど、すごく似ていた。

綾芽さんにつれられてやってきたところは、ハーブガーデン「すみれ」という小さなカフェだった。アーチをくぐって中へはいると、学校の教室二個分くらいの広さの庭がひろがっていた。ここはすみれさんがひとりでやっていて、それで綾芽さんもお手伝いするようになったのだという。その日も本屋さんに行くと、由美はまずさくらちゃんに会いに行った。明日もさくらちゃん、じゃなくて綾芽さんに会いたいな。放課後、由美はハーブガーデンに通うのだった。

自分の容姿にコンプレックスがあって、かわいい子に憧れる。友達になってもらいたくて、無理をする。でも自分には似合わないと思った途端、我慢して自分から離れる。だけど自分の居場所を守るためなら、それは違うだろうという気持ちでも言いなりになる。良い子ぶってお母さんに言いかえしたい気持ちをこらえる。そして、私は悪くないと、嘘を重ねてしまう。このひりひりした心の声がつらくて痛くてたまらない。

しかし女の子って大変で繊細でヘンな生き物だ。そうして女の子はやがて大人になって女性になる。そんなやっかいなものだから、男にとって、女心はいつまで経っても永遠に謎のままなのだ。うはーっ! 男ってわかりやすい。好きな子に、デブ、ブスなどと、嫌われることを言い続けるのだから。でも、こういう内向的な少女を描くと、著者の右に出る者はいないかも。また締め方も著者らしい。女子なら、共感ある一冊でしょう。

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草野たき
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