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    2010

02.20

「心霊特捜」今野敏

心霊特捜心霊特捜
(2008/08/19)
今野 敏

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神奈川県警刑事部の総務課に所属する岩切大悟は、捜査課とR特捜班の連絡係を仰せつかっていた。R特捜班のRが何の略であるか知っている者は少ない。実は、「霊」のRなのだ。R特捜班の別名は心霊特捜班。心霊現象が絡む事件を担当する特捜班だ。いつ誰が作った組織なのか、誰も教えてくれない。ただ、はっきり言えるのは、R特捜班のメンバーはたしかにクセのある連中だが、単なる落ちこぼれではないということだった。

班長の番匠は、茫洋としていて何を考えているのかさっぱりわからない。主任の数馬は人付き合いがへたくそだし、パンクロッカーのような格好の鹿毛は皮肉家だ。紅一点の里美は、桁外れにマイペースだ。だが、数馬、鹿毛、里美の三人には本当に霊感があるらしい。数馬は、古い神道の伝承者の家柄で、神社神道には失伝してしまった秘法がたくさんあるのだという。鹿毛の実家は、密教系の寺だ。鹿毛自身も密教の修行を積んだらしい。里美は、ノロの家系だ。ノロというのは、沖縄の神事に関わる女性霊能者だ。

班長の番匠自身には霊能力はないが、彼らはその霊感によってこれまで幾多のトラブルを解決している。もちろん、心霊がらみのトラブルは、ほとんど事件にならない。検察が認めないし、第一、裁判にできないケースがほとんどだ。幽霊を訴えることはできない。だから、公式にはR特捜班の働きが評価されることはない。大悟は霊だのお化けだのというのが大の苦手だ。それが、R特捜班専属の連絡係をやっているのだ。悪い冗談としか言いようがなかった。

乗ってはいけない呪いのエレベーターで、一人の中年男が死んだ。巡査は行ったこともない場所の夢を何度も見てしまう。殺人事件の参考人は狐憑きで、しかも祈祷師とともに土蔵にこもっていたというアリバイがあった。人気ミュージカルのヒロイン予定者が事故死、そしてヒロインに抜擢された人が公演中に事故で怪我をした。魔方陣を使って悪魔を呼び出した女子高生たちが、相次いで病院に入院することになった。新興住宅地のあるT字路で頻繁に事故が起きていた。

今野作品初心者である自分が云うのもなんだが、めっちゃ軽すぎないか。心霊現象が絡む事件を担当するR特捜班も、その方針によって捜査を進展させる捜査課も薄っぺらい。それらが相まって出る結果もまた薄い。だから、本を閉じても読んだぞ!という充足感を得られなかった。まだまだ今野作品は読めていないが、警察ものなら今野作品という評価が定着しつつある。そんな中、この作品をどういう位置づけにすればいいのなのかその判断が難しい。気張らずに軽く読める。確信を持って言えるのは、それだけであった。

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今野敏
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