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    2010

02.27

「製鉄天使」桜庭一樹

製鉄天使製鉄天使
(2009/10/29)
桜庭 一樹

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辺境の地、東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。この春から中学生になる赤緑豆小豆は、問題の多いことでつとに知られる少女だった。遅かれ早かれエドワード族には目をつけられ、闘う運命にあったのだろう。鳥取は、エドワード族の天下だった。エドワード族が一斉に飛びかかってきた。一年坊主の小豆は、エドワード族の顔や背中や腹に、彫刻刀を自在に操ってはおかしな漢字を掘りこんでいく。その姿はまさに、十二歳の女の子にして、鬼神。だが残念ながら、どれだけ倒しても減るどころかかえって増える一方だった。小豆はその戦いをきっかけにイチにーさんの鉄の武器の店を知った。鉄を支配し自在に操る。思えば物心ついてから、鉄と小豆はずっと内密の蜜月を過ごしてきた。

初めは、小豆一人で、無免許のバイクを乗り回していたのだが、そのうち仲間が増えた。その真っ赤なバイクの後に乗ってる中学で最初にできたシャンな友達スミレが叫ぶ。今日が楽しかったら明日死んだってかまやしないの。花火とハイウェイダンサーの二人と知り合ったのも、このころのことだ。丙午に生まれる女は気性が荒く天地を揺るがす、とされた。六十六年生まれの小豆達はまさに丙午の女どもだった。激情に任せて国道を走り、同じぐらい走るのが好きな仲間と知り合っては、一緒に風になる。しかし、目立つ存在になるにつれ、容赦なく状況は変わっていく。小豆はやがてレディース〈製鉄天使〉の初代総長として、中国地方全土の制圧に乗り出すのだった。

わずか四人から走り出した製鉄天使。特攻隊長の花火は、敵のチームとぶつかると、アスファルトに炎の線をつくって飛び込んでいく。一方、ハイウェイダンサーは盛り上げ役の親衛隊長だった。こいつにとっては、バイクは乗り物というよりむしろ踊りのパートナーだった。路肩の肥溜めをみつけて飛び込んでは路上にもどり、仲間を鼓舞する即興詩を書いた。二人の後から悠々と走ってくる、真っ赤なバイクとポニテが目印の女の子こそが、赤緑豆小豆。鉄の武器をじゃらじゃらひきずり、自在に動かしては敵をボコボコにしていく。その小豆の後で、頭脳派のマスコットのスミレがきゃらきゃら笑う。

鳥取の宿敵エドワード族を壊滅させた丙午の天使どもは、島根の虚無僧乙女連、岡山の薔薇薔薇子供に続き、広島の裸婦を配下に下す。このころ、製鉄天使は無敵だった。しかし、残す中国地方最大の勢力、下関トレンディクラブとの決戦を前に控え、子供の世界にいた小豆を一瞬にして大人へと変えてしまう事件が起きてしまう。そして冒頭で明かされている、一夜にして製鉄天使の突然の消失とは…。そこは自分で読んで確かめてください。本書を検索した方は、「赤朽葉家の伝説」のスピンオフという言葉を目にしたでしょう。確かにそうかもしれないが、これは別ものとして順番とか関係なく読めると思います。ぱらりらぱらりら。少女達の疾走する風を感じる一冊でした。

またまたまた、サイン会に参加してきました。これで三度目です。ファンはファンだけど、毎回違うシールを集めてるとか、桜庭さんにめっちゃ会いたくてとか、熱心なファンにしたらゴメンなさい。ただ、サイン会の日程と自分のオフが合ったので参加しました。つうか、本当のファンなら、こんなに出版から遅れて読むことないって。だけど、実際に本人を前にすると、緊張するな~! しかしその緊張はぶっ飛んだ。なぜなら、知っている人は知っている。著者が真っ赤な例の特高服で登場したからだ。その詳細はむふふ、サイン会に参加した人だけの特権かな~、と。内緒(笑)


桜庭一樹さんのサイン。

桜庭3

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桜庭一樹
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