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    2010

03.06

「リライブ」小路幸也

リライブリライブ
(2009/12/22)
小路 幸也

商品詳細を見る

獏は、悪夢を食べない。人の思い出を食べる。命の灯火が消える瞬間、獏が囁きかける。あなたの思い出をいただく代わりに、もう一度、人生をやり直してみませんか。友人知人恋人親兄弟。あるいは友情や愛情や信頼といった形のないもの。あなたのこれまでの人生で失ってしまった大切なもの、何か一つを、取り戻せる瞬間を、与えてくれるのだという。言ってみれば、過去に戻り、選ばなかった人生を歩むことができる。そして、もう一度生き直した人生で死ぬときに、獏のことを含めて全てを思い出す。何を望むかは自由。どんなことでも。あなたが、それを望むのなら。

母と二人で下宿屋を営んでいるお年頃の輝子。その彼女の前に現れたのは、若宮と柿沢という二人の大学生だった(「輝子の恋」)。真理絵の人生で、いちばんの親友。そして、自分の母親になった琴美の恋(「最後から二番目の恋」)。前から気になっていた。仲の良い友達の、彼女(「彼女が来た」)。バレンタインデーに、チョコと「イマジン」のLPを受け取った。それが初めてジョン・レノンと、美波さんを意識した日(「J」)。編集をする亜由は、真琴さんのお弁当屋で研修医の三坂さんと出会った。(「生きること」)。墓掘り人の八郎は、先の世の夢を見る(「あらざるもの」)。病気の少女のために、暴走族を辞めて募金活動をする若者(「すばらしきせかい」)。

各編の主人公達は、幸せだと思える夢のようなものを見て、獏と別れていく。読者もそこは優しい気持ちになれるはずだ。ところが、本書には意外な二段落ちが待っている。そこにはもう一人の意思が介在しているのだ。それはめずらしくブラックな代物で、ちょいと面白い仕掛けだ。ただ、少々理解しにくいところが残念だった。誰が登場し、何を願ったのかが、よく考えないと上手く呑み込めないからだ。だけど、こういう人の心の暗い部分は個人的に好きだ。いつもストレートな人物ばかりのところに、この黒いスパイスは面白いと思った。著書は新たな武器を手に入れた? 次回作にも期待したい。

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小路幸也
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comments

分かりづらかったですよね~。
やり直した人生は、結局誰かの意思も入っていて、考えても分からないのもあって、面倒くさいからほっとくことにしました。(爆)

「すばらしきせかい」は単純に、彼の人生に感動しちゃいましたが。

じゃじゃまま:2010/04/08(木) 12:40 | URL | [編集]

じゃじゃままさん
ちょいとややこしい関係でしたね。
誰が誰やら頭にハテナが浮かびました。
そこはもう少し親切であっても良いように思いました。
「すばらしきせかい」は、著者らしい王道でしたね!

しんちゃん:2010/04/10(土) 21:44 | URL | [編集]

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リライブ 小路幸也著。


≪★★☆≫ もう一度人生をやり直せたら。後悔しているあの出来事に・・・幸せなあの瞬間に・・・もう一度戻れたら。 命が消えようとしているその瞬間、バクという不思議な存在が現れ、もう一度人生を、願った瞬間からやり直せる、その代わり、やり直す前の人生の思い出を...

2010/04/08(木) 12:37 | じゃじゃままブックレビュー

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