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    2010

06.19

「さびしい女神‐僕僕先生‐」仁木英之

さびしい女神―僕僕先生さびしい女神―僕僕先生
(2010/04)
仁木 英之

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美しい少女姿をした仙人の僕僕先生。ひょんなことから彼女の弟子になったぐうたら息子であった王弁。痩せて所々毛も抜けくたびれた馬に見える天馬の吉良。皮一枚の妖である薄妃。暗殺組織胡蝶房から脱走した元殺し屋の劉欣。大陸を一路南下する旅を続けていた僕僕一向は途上で、双子の飛虎兄弟を助け、そして、苗人の内紛と胡蝶房からの襲撃に巻き込まれ、操られていた水晶の蚕嬢をつれて、共に海に逃げ出したのである。

行き着いた土地は乾いていた。水が豊富な苗族の国を襲う謎の旱魃。どうやら原因は、蚕嬢の脱走にあるらしい。巫女に選ばれた少女はお社から逃げて神さまの怒りを買った。その呪いを受けて、少女は蚕の姿になった。しかも国は干からびて、六合峰を隔てた峰西と峰東の国は戦争一歩手前になっていた。それは、乾きを統べる最強最悪の女神、魁の封印が解けたせいで、六合峰の周囲に旱が広がり、水源が涸れつつあった。

封印が解けた魁は天地に害をなすことを望んでいなかった。誰も傷つけたくない。誰も苦しめたくない。だがその力はあまりに強大で、そこにいるだけであたりを災厄で包んでしまうのだ。さびしがりの魁が寂しい思いをしないで、それでいてみんなも旱に苦しまないような方法があるはず。なぜか引き止める僕僕先生を振り切って、解決策を探る王弁くんは、魁を救う手がかりを求め、星の海の彼方へと旅立つのだった。彼が見るのは神仙が争う太古の幻、そして……。

シリーズ四作目は、デビュー作以来の長編作品。あれ、先生はどこへ?! 先生の登場は物語の冒頭と終盤ぐらいで、今回は王弁くんと天馬吉良の大冒険がメインになっているのだ。先生のいない旅先では、もちろんたくさん大変な目に遭うことになり、今までのような頼り気質ではいられない。そして、ほとんどストーリーにからんでくることがない先生だけど、古の神々の戦いの中にその姿が垣間見えたりして。これにはちょっとドキドキ。でも当の王弁くんはそれに気づいていない低落で。

とは言うものの、舞台はこれまでになくスケールアップしている。そしてメインキャラたちの今後のスポットの当て方にも益々気になるようになった。元ニートである王弁くんの成長。少しだけ明かされた先生の語られない過去。饒舌になった吉良。失恋の痛手から復調しつつある薄妃。人としての感情を持ちはじめた劉欣。そして蚕嬢の今後。王弁くんの恋は期待できないけれど、そのピンクの煩悩とそれをいなす先生とのやり取りはまた見てみたい。今回はそれがほとんどなかったのが唯一残念なところだった。さて、次は何処へ。そして、カムバック、ピンクの煩悩!

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仁木英之
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comments

こんにちは。TBさせていただきました。
面白かったですね~^^
僕僕先生はあまり登場しなかったので、王弁との関わりが少なめだったのが残念でしたが。
でも、王弁は頑張りましたよね!
みんなが諦める中、1人だけ何か方法があると一生懸命頑張っている姿は素敵でした。
ですが、魃の想いを理解していないのにはおい!と思いました。
王弁はまだまだ修行がたりませんね^m^

苗坊:2010/07/04(日) 09:15 | URL | [編集]

苗坊さん、こんばんは。
そうそう、二人のやり取りがツボなのに。ほんと残念です。
頼る相手がいないなか、王弁くんはよく頑張りましたよね。
でも抜けているところはやっぱり王弁くんでした。
次はツーショットを増やして欲しいものです。
煩悩の王弁くんをもっと翻弄して(笑)

しんちゃん:2010/07/05(月) 18:23 | URL | [編集]

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さびしい女神 僕僕先生(仁木英之)


「僕僕先生」シリーズ4作目。

2010/06/22(火) 11:07 | Bookworm

僕僕先生 さびしい女神 仁木英之


さびしい女神―僕僕先生クチコミを見る 大旱魃を起こしているのは、さびしがり屋の女神さま。彼女が暮らせる場所は見つかるか。そして、明かされた神仙たちの残酷な歴史は、僕僕の秘密とも関係が…? 中国冒険ロードノベル第4弾。 このシリーズ、大好きです。 仙人

2010/07/04(日) 09:09 | 苗坊の徒然日記

「さびしい女神 僕僕先生」 仁木 英之


僕僕先生シリーズももう4作目。今回の「さびしい女神」では苗(ミャオ)族の住む六合峰を訪れる僕僕一行。 六合峰では神につかえていた巫女が禁忌を犯してしまったため、封じられた渇きの神・魃が解放され土地は渇きに襲われていた。前回の因縁で知り合った蚕娘は実は六...

2010/08/09(月) 19:59 | 日々の書付

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