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    2010

06.26

「ボーダー」垣根涼介

ボーダー―ヒートアイランド〈4〉ボーダー―ヒートアイランド〈4〉
(2010/04)
垣根 涼介

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三年前、カオルは一人になった。カオルが十六のとき、アキと出会った。渋谷で「雅」というチームを結成し、ファイトパーティーを運営した。二年間で稼いだ金は、二人分で、一千六百万円。アキは、チームの仕切り以外はすべてをカオルにまかせ切っていた。当然、収入の管理もカオルがやっていた。半額の八百万を、アキの口座に振込みを済ませた翌日、PCにメールが入っていた。「ありがとう。元気でな」これ以降、アキからの連絡はなかった。三年の月日が経ち、カオルは東大生に、アキは裏金強盗のプロフェッショナルになっていた。

やや気になるクラスメイトというのが、カオルにもいる。中西慎一郎だ。二人はお互いに何かを感じあう。自分と同じように過去に何かあるのではないかと。その中西がカオルを唖然とさせる話を持ってきた。義理の妹に誘われて見に行った殴り合いのイベント。「雅」の名を騙った偽者たちが、カオルたちメンバーの名前まで使って、ファイトパーティーを開いていたのだ。三年前のあの事件。永遠に封印したはずの事実。しかし、それが掘り起こされる可能性が微塵でもあるのなら、そいつらは葬らなくてはいけない。カオルはアキに接触するが―。

あっという間に読み終えてしまった。それくらい、このシリーズには思い入れがあるし、その過激さがツボだ。しかし、今回気づいたことがひとつある。それは作品のサブタイトルだ。ヒートアイランドⅣとある。確かに四冊目だ。だが、二作目の「ギャングスター・レッスン」にも、続く「サウタージ」にも、そのようなサブタイトルはなかったはずだ。確かに前からシリーズ名があった方が親切だと思っていたが、何故いまさらなのか。内容とは関係ないところで、ちょっとひっかっかりを覚えた。

そうしたシリーズものでありながら、もうひとつの作品とコラボしているのにも、垣根ファンなら気づくことだろう。その作品とは、デビュー作「午前三時のルースター」だ。はっきり言って、内容はほとんど覚えていなかった。だが、過去語りという形式で、そのストーリーのほとんどが読めてしまうのだ。これは既読の人にとっては親切だが、まだ未読の人にとってはネタバレでしかない。これってどうなんだろう。そこにも少しひっかかりを覚えた。

とは言うものの、作品自体はすごく面白かったし、大変満足のいくものだった。アキとカオルの再会に、柿沢と桃井の渋い大人たち。カオルの同級生として登場する中西慎一郎に、血の繋がらない妹のアキラ。このじゃじゃ馬にはイラッとくることしばしだが、余計なことに興味半分に首を突っ込んだせいで、裏家業の大人に痛い目に合わされることになる。そこはおもいっきり溜飲がさがった。そして「雅」のワンナイト復活パーティーに胸が熱くなった。「ヒートアイランド」ファンなら読むべし。

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垣根涼介
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comments

これは面白かったですよね!
1作目なんてアキやカオルについての説明がなくて、どんな人たちなんだろう?って思ったのを覚えてます。カオルの素顔が見えましたね。

しかも垣根さんのデビュー作と、こうやって繋がっちゃうんだ~。
正直、既読なので説明臭さは感じましたけどね。慎一郎の冒頭の部分で思い出した自分にちょっと満足(笑)で、結構印象に残ってたんですよね、デビュー作。(ダイジェストで、ですが)
あのじゃじゃ馬、もうちょっと懲らしめたかったですが(爆)、もしかしたら続きあるかもしれないですよね。できれば読みたい!!

じゃじゃまま:2010/08/04(水) 16:15 | URL | [編集]

じゃじゃままさん
こういうのを待ってたんですよね。
無茶でヤバい感じがたまりません(笑)

「午前三時」は思い出したクチですが、ちょっと書きすぎかな~と思いました。

アキラはほんとウザかったですよね(ぷぷっ、笑)
もちろん今後の展開も楽しみです。

しんちゃん:2010/08/05(木) 14:34 | URL | [編集]

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ボーダー ヒートアイランドⅣ 垣根涼介著。


≪★★★★≫ アキとカオルと柿沢と桃井に会えた~! もう二度とカオルとアキが会うことはないと思ってたのに。 しかもすっごいおまけつき! 数年前、裏金強奪をめぐって、裏世界に闘いを挑んだ若者がいた。それはプロの裏金強盗をも巻き込んでの、ヤクザへの殴りこみだ

2010/08/04(水) 16:07 | じゃじゃままブックレビュー

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