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    2010

07.21

「夏色ジャンクション」福田栄一

夏色ジャンクション夏色ジャンクション
(2010/05/20)
福田 栄一

商品詳細を見る

信之が車を停めているのは、小さな丘の中腹にある公園の駐車場だった。親友と恋人から手酷い裏切りを受けて借金を背負い、夜逃げして車を住居として暮らすようになって半月以上が経っていた。車の周りをうろうろしているのは、小ぎれいな身なりをした老人だった。百円二百円に汲々とする生活を送っていた信之は、謝礼欲しさに老人・浮田勇を山形まで送り届けることにした。信之はふとバッグの中身を目にしてしまう。何のためかは知らないが、勇は七百万円もの大金を持ち歩いていたのだ。

信之を信頼しきって、安心して身を任せている勇の姿を見ていると、胸の奥底で良心が疼くのを感じてしまう。だが、今の惨めな境遇から抜け出すためには何としてもあの大金を手に入れなくければならない。信之は頻繁にサービスエリアに立ち寄り、何かと勇からバッグを奪おうと試みる。しかし、勇は決してバッグを体から離そうとしなかった。そこにヒッチハイカーのリサが加わる。アメリカ人の彼女は、日系一世の祖母が生まれ育った青森の村を目指しているそうだ。

ドカンという一発はないが、笑いのユーモアがほどほどにあり、ドキドキ感もそこそこで、基本的にいい人たち三人が紆余曲折の旅を通して親密になり、再会を約束して、また明日に向かって走り出す、というだけの物語。ふつうに読みやすく、ふつうに面白くて、ふつうに満足する作品。ただ著者得意のパズラー要素がなかったことだけが残念。とにかく余計なものをそぎ落としたようにシンプルで、ほのぼのとさせる作品だった。ツッコミを入れながら、軽~く読めるので、ストレス解消の気分転換にはいいかもしんない。

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福田栄一
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(書評)夏色ジャンクション


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2010/07/23(金) 00:06 | 新・たこの感想文

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