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    2010

08.03

「キング&クイーン」柳広司

キング&クイーン (100周年書き下ろし)キング&クイーン (100周年書き下ろし)
(2010/05/26)
柳 広司

商品詳細を見る

セキュリティ・ポリス。通称”SP”。安奈にとってSPの仕事は誇りであり、生きがいだった。だが一年前、安奈は自らSPを辞めた。同時に、子供の頃から憧れだった警察官であることにも背をむけ、組織を去った。ある一つの事件が、安奈にそうさせた。六本木の雑居ビルにあるバー〈ダズン〉で働き出してもうすぐ半年になる。手に負えぬ酔客にお帰り願う手伝いをするのが仕事だった。まさかボディーガードの依頼までしてくるとは思わなかった。

彼は、アンドリュー・アンディ・ウォーカー。不世出の天才チェスプレイヤーにして、チェスの偉大な世界チャンピオンらしい。事件が起きたのは、今から十日前の深夜。二人の男がアンディを車の中に拉致しようとしたのだ。警察には相手にされず、警備会社にも依頼を断られた。それで話がまわってきたというわけだ。元SPの冬木安奈に。依頼者の宋蓮花は、「アメリカ合衆国大統領に狙われている」というが……。

う~ん、微妙だ。スパイの次は、元SP。スタイリッシュなハードボイルドとしては、同じ系譜の作品だ。だがいかんせん人物に魅力を感じなかった。無口で無愛想な安奈はまだマシだが、天才チェスプレイヤーのアンディの変人ぶり、依頼者の蓮花のちぐはぐさが頂けない。また作中でも触れていたが、日本人にとってチェスが身近にないことが致命的だ。そうかと言って、まったく面白くないわけではない。場面展開がスピーディーで、読みやすいのは確かだ。

何がいけなかったのか。それは一つに、金城一紀原作の「SP」と重複しているシーンが多いことにあったと思う。あの作品が大好きで、一度どころではなく、何度も見ていたからだ。二番煎じは初物には敵わない。著者の意図がどうだかは知らないが、そんなことを読みながら思った。そして次に、平行して挿入されるチェスの神童の物語にも興味が持てなくて、結果的に広げた大風呂敷がここに繋がっていたとしても別段驚きはなかった。

「ジョーカー・ゲーム」で一躍有名になったみたいな紹介をされる著者だが、その「ジョーカー・ゲーム」自体が個人的には不発だった。その続編もしかりだ。もっと言えば、それ以前の作品も数冊読んだが、自分の好みでは到底なかった。カタカナが苦手だから日本人作家を読むのに、翻訳もどきのカタカナを持ってきた時点でバツ。面白いと言われている作品まで自分とは合わないのだから、この人は鬼門かな~。

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comments

しんちゃん、こんばんは。

私も先日読んだのですが「ん~~、イマイチ」となってしまった作品でした。
その前に読んだジョーカーシリーズも評判はいいのですが自分に合わなくて、しんちゃんの感想を読んで自分と同じ人がいてちょっとホッとしてしまいました。
私にも鬼門の作家さんのようで、もう打ち止めかなぁと思っていました。

チェスの事が出て来たのでついつい「猫を抱いて象と泳ぐ/小川洋子」を思い出してしまいました。チェスの描き方もこちらの作品の方が知らないけどすんなり受け入れられたなぁなんて思ったりして(´・ω・`)

感想の中に出てきた金城一紀さんの「SP」が気になるのでそちらを読んでみようかなと思います。

ぱんだ:2010/08/04(水) 00:22 | URL | [編集]

ぱんださん、こんにちは。
ほほう、同じ意見でしたか。握手。
なんか全体的に子どもっぽいんですよね。
ジャンプ的なノリとでも言うのでしょうか。

「猫を抱いて~」は雰囲気ありましたよね。
わからないわりに"すごいぞ"と思いましたもん。

ちなみに「SP]はテレビドラマです。
V6の岡田くん、堤真一さん、真木よう子さんなどが出演していました。

しんちゃん:2010/08/05(木) 14:27 | URL | [編集]

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