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    2010

09.01

「来来来来来」本谷有希子

来来来来来来来来来来
(2010/06/29)
本谷 有希子

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山間の小さな集落。元自衛官の蓉子が嫁いだ先は、山奥の村で麩揚げ工場を営む夏目家。しかし、新婚わずか1ヶ月で夫のヤスオは彼女を捨てて失踪した。村では義母の面倒をみる嫁を身代わりにして失踪した、と噂が広まる。蓉子は旦那を信じて待っている。蓉子が残された嫁ぎ先には野鳥狂いの姑・光代にいじわるな長男の嫁・千鶴子がいた。息子が逃げた事で光代は千鶴子に冷たく当たり、千鶴子は蓉子に鬱憤をぶつけ続けた。

働き者の蓉子は義母に命じられ、鳥を世話し、食事の支度をし、麩を揚げ続ける。鳥の世話をして旦那を待ち続ける蓉子の夢は、鳥園のつがいの孔雀がいつか羽を広げるところをみることだった。前に一度だけ羽を広げたところを夫と眺めたことがあり、その時が幸せだと感じたのだ。その一方、光代の仕打ちが我慢の限界に達した兄嫁の千鶴子は、ある陰惨な復讐を思いつく。

今回は少々大人しい目かも。それも試練と健気に自分磨きの旅を続ける蓉子と、かつて夫に逃げられ、かわいがった息子にも去られた光代に、夫の暴力に苦しんでいる千鶴子。女たちは、それぞれ悩み苦しみながらも家に縛りつけられている。そんな彼女たちのまわりには、野鳥園に遊びに来る女子高生のみちる、麩揚げ場で働く従業員のアキとヒロ子がいる。アキは義理の父に想いを寄せ、ヒロ子は村中の男と寝てあげている。

それぞれが常軌を逸した曲者であることはこれまでと同じだ。だけど、感情の振れ方が想定内というか、カタルシスを得るほどの無茶パワーを感じることができなかった。もっとやってくれてもいい。いや、やってくれ。体が震えるような快感を与えてくれ。そういう点で、黒は黒でも、さっぱりしていたように思った作品だった。次に期待かな。ごめんなさい。

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本谷有希子
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