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    2010

09.12

「ブレイズメス1990」海堂尊

ブレイズメス1990ブレイズメス1990
(2010/07/16)
海堂 尊

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東城大医学部総合外科教室、通称佐伯外科の外科医三年目の世良雅志は、国際学会でシンポジウムの発表をする垣谷講師のお供に選ばれ、ニース空港に降り立った。そんな彼に命じられた秘密のミッションは、伝説の天才外科医・天城雪彦に佐伯教授からのメッセージを渡すことだった。そこで偶然一緒になった総合外科教室の新一年生駒井を加えた三人は、モナコのモンテカルロ・ハートセンターで働く天城を訪ねるのだった。

患者のオペを受けるかどうかは患者のギャンブルの結果次第。カネのために医療を行うと断言する優秀な外科医。どうしてこんな人が、モンテカルロのエトワールという称号を得て、国際学会でもてはやされる技術を持ちえるのか。だが世良は、初めて目にした天城のバイパス手術の新しい手技に酔うのだった。しかも、一筋縄ではいかないクセモノの天城を相手に、カジノで一世一代の賭けをした結果、無事日本に連れ帰ることにする成功する。

帰国した世良は、佐伯と天城が計画する、新しい心臓専門病院スリジエ・ハートセンター設立を手伝うことになる。しかし、それは大学病院内での激しい戦いの始まりだった。佐伯病院長が言う。天城の構想は、当教室の心臓血管グループといずれ衝突する。だからこそ、垣谷も反発したのだし、反対派の急先鋒は黒崎助教授だろう。だが最後に天城の前に立ちふさがるのは、黒崎や垣谷ではない。それは小天狗だ。

ぶっちゃけ「ブラックペアン1988」の世良くんって影薄かったよね。若き日の田口たち三人衆とのからみが一瞬のきらめきで、これといった目立った活躍もなかった。手術職人の渡海と新兵器を持ち込んだ高階。彼ら派手な人たちを側で見ている人という傍観者を位置づけられた主人公でしょうか。でも、さまざまな劇的な瞬間を目にする恵まれた稀有な人であることは確かだ。今回もその立ち位置はまったく同じだ。

旧弊で保守的な東城大医学部総合病院のお歴々VS世界の最先端を走る天城。矢面に立ちたくないし、面倒ごとはごめんだと思っている世良くん。いわゆるミスター中立の世良くんだけど、天城の駒として働くことを強要されてしまうのだ。そんな世良くん以外にもお馴染みの人物が登場する。藤原婦長、猫田主任、花房看護師、みんな好きだ。一方で、偉い人ほど、読者をイラッとさせるのは何? これが現実の本質なのか。

天城の強烈な個性でぐいぐい読ませる本書だが、しかしドラマは突然中途半端に終わってしまう。しかも、何のひねりもなくあっさりとだ。たぶんこの後続きがあるのだろうけど、一冊の本に仕立てるには急ぎすぎたような気がした。尻切れ状態はストレス溜まるんですよねえ。というわけで、もやもやだけが残る読書となった。いち早い続きをプリーズ。

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海堂尊
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ブレイズメス1990(海堂尊)


「ブラックペアン1988」の続編的な作品。主人公も同じく外科研修医の世良先生。

2010/09/27(月) 11:28 | Bookworm

【ブレイズメス1990】 海堂尊 著


東城大学医学部の垣谷講師と世良は、医学学会の発表のためモナコに降り立った。世良はお供だから気楽な旅のはずだったのだが・・・  これさえなければ、単なるお気楽な海外旅行だったのに。  まずは来訪記念にどうかひとつ!  人気blogランキング【あらすじ】大学病...

2010/10/11(月) 09:41 | じゅずじの旦那

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