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    2010

09.14

「結婚相手は抽選で」垣谷美雨

結婚相手は抽選で結婚相手は抽選で
(2010/07/14)
垣谷 美雨

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抽選見合い法案が、来年四月一日より施行されることが決まった。対象は、二十五歳から三十五歳までの男女で、前科や離婚歴がなく、子どものいない独身者である。抽選方法は、本人の年齢プラスマイナス五歳の範囲内で無作為とされている。相手が気に入らなければ、三人までは断ることができる。しかし、どうしても気に入らずに三人断った場合は、テロ対策活動後方支援隊に二年間従事しなければならない。政府は、同法を設定した目的を、少子化の最大限因とされる晩婚化を打開するためと発表した。

鈴掛好美は三十一歳の看護師。母がどういう考えであろうと、もはや関係ない。法律によって半ば強制的に結婚させられるということは、母であっても阻止できないということだ。都会ならいざ知らず、田舎では嫁き遅れの部類だから、結婚はほぼあきらかけていたが、政府がチャンスをもたらしてくれるのならば、是非それを利用させてもらいたいと思う。この閉鎖的な城下町から一日も早く脱出しなければ。いや、本当は・・・母から逃れたい。

冬村奈々は三十歳。ラジオ局に勤めて七年目になる。入社以来ずっと、制作スタッフを務めている。といっても、ハガキの仕分けが主な仕事だ。母はこの世でもっとも頼りになる親友だ。母は、働く娘をバックアップしようと懸命だ。それはありがたいことではあるけど、自分の本音は専業主婦になりたいと思っている。そんな中、快楽的な生活の女は好みじゃないと、二年近く交際していた銀林嵐望から別れを告げられた。

宮坂龍彦はコンピューターソフト会社で働いている。パソコンオタクの龍彦にとってシステムエンジニアという職業は性に合っていた。彼女いない歴は年齢と同じで二十七年。自分には恋愛する自信がないという、ただその一点が原因で、すべてに自信が持てないでいた。二十代後半にもなって、いまだに彼女ができないとなると、さすがに最近は恋愛すること自体をあきらめ始めていた。そんなところへ、この妙な法案が降って湧いたのだ。

設定は面白そうだけど内容にイマイチ広がりがなかったのが残念だ。子離れできない母親に管理されている好美、母親離れできていない奈々。ルックスや性格は対極に位置する二人だけど、共に母親をネックにしたところの作者の意図は何? モテない龍彦にしても想定内の地味キャラでしかなかった。どこにでもいるという点では等身大かもしれないが、全体的にちょっと大人しすぎやしないか。モテないのにはモテない理由があって、同性から受けが悪いのはその計算が見えているからのはず。そういうところをもっと深く掘り下げて、そこからさらに広げて欲しかった。

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垣谷美雨
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