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    2010

09.21

「無頼無頼ッ!」矢野隆

無頼無頼ッ!無頼無頼ッ!
(2010/07/26)
矢野 隆

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大阪の戦で豊臣家が滅んでから五年。この世のすべてを己の目に焼きつける。そのために蜘蛛助は旅を続けている。蜘蛛助にとって、商人とは世過ぎのための御題目程度のものでしかない。各地を行商し、小金が貯まると蜘蛛助は珍奇な噂を得るため大きな町に行きたがる。用心棒を買って出たのは兵庫の方だった。道場主だった父を何者かに殺され、敵を討つために旅をしている武士だ。博多でひと稼ぎをして上機嫌の蜘蛛助は、行きずりの女から不可思議な噂を聞き、一枚の絵図を手に入れた。

阿蘇へ向かう山道を幾度も折れ、己がどこにいるのかもわからなくなったその果てに、この世のものとは思えぬ巨大な鉄の門がある。門を開いたその先には神代の武具、はたまた唐人がのこした財宝が眠っているという。なにがあるにせよ門を開きし者は、おおいなる力を得る。しかし門を見て戻ってきた者は誰もいないそうだ。絵図を頼りに歩き出したふたりに、いくつもの試練がふりかかる。門を守るのは自ら黄泉の民と呼ぶ、古い一族であった。そしてついに辿りついた場所には、長く悲しい歴史があった。

読みながら思ったことは、マンガの延長、あるいはゲームブック。軽~くサクサク読める一方で、まったく物語に深みがなかった。知恵を使う仕事は蜘蛛助の専売で、兵庫の仕事は荒事。二人の冒険は何とかなるのだろう。その通り、紆余曲折はあるが、少年マンガ的に何とかなってしまうのだ。また敵対するキャラたちが、狸、熊、小猿、猪、女狐、虎と、人をおちょくったような動物に見立てられている。これって西遊記を意識してる?

本書を読んだ結果、自分の場合、次回作を読むかどうかはその時に考える。としか言いようがない。「蛇集」のような系譜なら読むと思うし、本作のように軽めのマンガ的な作品なら敬遠するかも。要するに個人の好みかな。ごめん。これは幼稚すぎてあんまり好きじゃなかった。マンガを馬鹿にしているわけではないが、ちょっと安易すぎる展開は否めない。ライトな作品が好き。そういう方はぜひどうぞ。

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矢野 隆 「無頼無頼ッ!」


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2010/09/30(木) 03:42 | 聞いてあげるよ君の話を

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