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    2010

10.09

「紅葉する夏の出来事」拓未司

紅葉する夏の出来事紅葉する夏の出来事
(2010/08/09)
拓未 司

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俺のような駄馬になるなと教育熱心な父親と、口やかましいが八方美人の母親に、プレッシャーをかけられ続けた息子、草壁悠馬は私立の高校受験に失敗した。その夜、悠馬は生々しい両親の本音を盗み聞きし、不快なうねりに圧迫された。始まりは、興味本位から手に入れた煙草だった。その日を境に、悠馬は高校デビューして不良仲間と付き合いはじめる。

伊東邦夫が「救急水道サービス」に転職してから、三年の月日が経った。十年間勤務した食品メーカーを辞め、念願だったラーメン店を独立開業したのも、今となっては苦い思いで、遠い記憶になりつつある。苦しいだけだった夢が散ったあとには、金に追われる人生が待っていた。だが小心者の伊東にとって、会社から求められる強引な手口は苦手で。

安田晴美は、老女は老女でも普通の老女ではなかった。赤いクレヨンを塗りたくったようなまぶた。紅で真っ赤に染まった唇。これまた真っ赤に塗られた頬。頭には真っ赤なニット帽を被っている。全身真っ赤な人間。全てが真っ赤に染まっていた。ゴミ屋敷に住む赤い婆さんはRB(レッドばあさん)と呼ばれることになる。

ふとしたきっかけで、悠馬たち不良仲間は、RBハウスのRBの子供らしき人物が昔使っていたらしい部屋にたむろするようになる。伊東は詰まったトイレの修理でRBハウスを訪れ、便器に詰まっていた物の正体を知り、見て見ぬ振りができなくなった。ある日、高校生による両親殺傷事件が起こって…。社会の底辺を生きる三人の運命が交錯する。

ああ、ここまで先が予見できてしまうミステリは久しぶりだ。伏線がわかりやすくて、すぐにトラップだと気づいてしまった。その結果、三人の群像劇にしても中途半端に思えてしまう。こういうジャンルの場合、三人のそこに至るまでの過程や、やがて突然繋がる接点、パズルの完成に興奮する。しかし早い段階から完成図が見えているのだから、なんだかな~。面白くないわけじゃないけど、残念だった。

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紅葉する夏の出来事(拓未司)


高校受験の失敗から両親への不満が募り、不良仲間と付き合い始めた悠馬。独立して始めたラーメン屋を潰してしまい、水回りの便利屋で働きながら借金返済をしている元エリートサラリーマンの伊藤。この二人がゴミ屋敷で暮らし全身を赤く染めた老婆と出会い・・・。

2010/10/11(月) 09:29 | Bookworm

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