--

--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサー広告
トラックバック(-)  コメント(-) 

    2010

10.12

「100km!」片川優子

100km!100km!
(2010/08/26)
片川 優子

商品詳細を見る

知らないうちに参加の申し込みをされて、100km歩くという大会に出場する羽目になってしまった、高校1年生のみちる。「なんでこんなことしてるんだろう、私」と、歩きはじめて早々に思いながらも、ほかの参加者との出会いの中で、みちるは少しずつ前に進んでいく。あの日からすっかり変わってしまった、ママのことを考えながら。

みちるのママは、自信家で弱みを見せない強い人で、離婚するときだって弱音一つはかなかった。失敗なんてする人じゃなかった。がんばりなさい。全力を尽くしなさい。そうなんどもなんども言われ続けたけれど、ママがみちるのしたことをほめてくれることはほとんどなかった。ママの思うような結果を残せないみちるに、ママはいつも憐れむような、あきらめのようなため息をつくだけ。

だからこそ、ママが事故のあと、あきらめたのがなによりショックだった。ママは仕事で出先に向かう途中に交通事故にあって、病院に運ばれたのだ。後遺症は残った。歩けなくなったのだ。お医者さんの話だと、リハビリをすれば激しい運動はできないまでも、元のようにはなれるらしい。それなのに、ママはリハビリを拒否した。いつも自信満々なママが、ママ自身をあきらめて努力しなくなったことが悲しかった。

早く昔のママに戻ってほしい。戻って、全力でチャレンジしなさいと、あのいつだってなぜか自信たっぷりの表情で言ってほしい。百キロ歩いたら、ママが元のママに戻るかもしれない。そんなのだれにもわからない。そんな簡単なもんじゃないと思う。でも歩くと決めたから、せめてそう信じたい。みちるは、ただひたすら歩く。歩き続ける。何度もあきらめそうになりながら、「ゴールで会いましょう」という他人の言葉に元気をもらいながら。

とってもいいお話だった。百キロウォークにしろ、フルマラソンにせよ、それは成し遂げた人にしかわからない得るものもあると思うし、感動があると思う。気づくこともあると思う。でもそれには何かをはじめなければならない。まずは目標を見つけること。そして目標に向かって歩き続けること。そういう一歩を踏み出すことに対して、ぽんと背中を押してくれるような一冊で、感動のおすそ分けを頂いた作品だった。

ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

片川優子
トラックバック(0)  コメント(-) 

trackback
この記事のトラックバックURL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。