--

--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサー広告
トラックバック(-)  コメント(-) 

    2010

11.07

「和菓子のアン」坂木司

和菓子のアン和菓子のアン
(2010/04/20)
坂木 司

商品詳細を見る

手に職はない。かといって専門学校に行くほど好きなことも見つかっていない。でも、大学に行きたいって思うほど勉強が好きじゃないし、いきなり就職っていうのもピンとこなかった。せめてバイトでもしながら「ピンとくる何か」を探した方がいいと思った。梅本杏子、十八歳。身長百五十センチ。体重五十七キログラム。小学校の頃のあだ名は「コロちゃん」。才能も彼氏も身長もないくせに、贅肉だけは売るほどある。そんな彼女がふと目にしたのは、デパ地下の和菓子屋の求人募集。杏子は、和菓子舗・みつ屋でアルバイトを始めた。

みつ屋の面々が個性的だ。いかにも上品そうな見かけの椿店長の中にはおっさんが住み、満面の笑みで接客しながらも、株価が気になってしょうがない。職人志望のイケメン立花さんには乙女が住んでおり、きりりとした表情の後で、両手をもじもじ組み合わせている。女子大生の桜井さんは元ヤンで、言葉遣いがおかしくなる時がある。そうした人たちに囲まれ、少しずつ仕事に慣れていく杏子だが、お客様もなかなか個性的で。杏子の成長と、季節の和菓子にまつわるミステリ。

女性に好かれるライトノベル的な作品かな。そして甘い食べ物ばかりが登場するので、甘党の方が読むとよだれ垂涎かも。また和菓子のひとつひとつに物語があったなんて、ここではじめて知った。甘いものが食べられない人なので、これまではショーケースをじっと見ることなど皆無だったけれど、今度見てみようかなと思ったぐらいだもの。でも買わないし、食べません(笑)

ミステリとしては、読者が謎を推理するような参加型ではなく、椿店長の頭の切れを愉しむような展開で、それよりもその奥に秘められた人間ドラマを読ませるような作品だったと思う。でも一番の魅力はキャラの濃さにあった。彼女たちの言葉のやり取りに何度笑わされたかことか。また和菓子屋さんだけでなく、百貨店の事情も興味深くて堪能できた。そして過去作「切れない糸」とのリンクを見つけた時には、おもわずニヤリ。


坂木司さんのサイン。

坂木アン

他のサイン本はこちらをクリック。→「サイン本」

ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

坂木司
トラックバック(11)  コメント(-) 

trackback
この記事のトラックバックURL

和菓子のアン 坂木司


和菓子のアン著者:坂木 司販売元:光文社発売日:2010-04-20おすすめ度:クチコミを見る オススメ! 「和菓子のアン」 梅本杏子は高校を卒業後の事を何も考えられずにいた。職探しをしていたデパートで、和菓子屋さん「みつ屋」で働く事に決める。まだ仕事に慣れてい

2010/11/07(日) 23:18 | 苗坊の徒然日記

「和菓子のアン」坂木司


「和菓子のアン」(坂木司)は、デパ地下の和菓子売場が舞台の青春小説。 ミステリというか謎解きのようなところも出てきますから、米澤穂信や大崎梢が好きな方にもおすすめです。 主人公の杏子は、ポッチ...

2010/11/11(木) 20:50 | 心に残る本

和菓子のアン / 坂木司


ちょっとぽっちゃりの女の子。デパートの求人情報を見て、和菓子屋にアルバイトに行くことに…。タイトルの和菓子のアンは、和菓子の餡、和菓子屋の杏子ちゃんの意味かな。面白くってかわいい話だった。でも、一応ミステリーらしい(笑)。 和菓子の歴史、和菓子の奥深...

2010/11/11(木) 23:36 | たかこの記憶領域

和菓子のアン(坂木司)


待ちに待っていた坂木さんの久々の新刊。連作集。

2010/11/13(土) 12:44 | Bookworm

[review]坂木司『和菓子のアン』


 高校を卒業した梅本杏子は、デパ地下に入っている和菓子屋「みつ屋」にアルバイトとして勤めだした。自分がやりたいこともわからず就職もしなかったのだが、ニートにはなりたくないと考えたのだ。店長の椿をはじめとする個性的な面々に囲まれ、少しずつ仕事に慣れていく杏

2010/12/06(月) 18:42 | こんな夜だから本を読もう

坂木司 和菓子のアン


やりたいことがわからず、進路を決めないまま高校を卒業した梅本杏子は、「このままじゃニートだ!」と一念発起。デパ地下の和菓子屋で働きはじめた。プロフェッショナルだけど個性的な同僚と、歴史と遊び心に満ちた和菓子に囲まれ、お客さんの謎めいた言動に振り回される

2011/08/30(火) 13:47 | マロンカフェ ~のんびり読書~

『和菓子のアン』


 坂木司  光文社  坂木司の得意技、日常の謎と食べ物。  途中で涙ぐみつつの読後感は、「あれ?」。  しばし考えてわかった。  今回は、えぐる要素がない。  坂木司は、時として癒し的な要素を持ちつつ、実は人の暗部とかをざっくりとえぐりだして見せる要素があ?...

2011/10/01(土) 08:34 | blog mr

-


管理人の承認後に表示されます

2013/09/10(火) 12:22 |

-


管理人の承認後に表示されます

2013/09/12(木) 13:57 |

-


管理人の承認後に表示されます

2013/09/12(木) 13:57 |

-


管理人の承認後に表示されます

2013/09/12(木) 13:57 |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。