--

--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

スポンサー広告
トラックバック(-)  コメント(-) 

    2010

12.13

「往復書簡」湊かなえ

往復書簡往復書簡
(2010/09/21)
湊 かなえ

商品詳細を見る

手紙だからつける嘘。手紙だから許せる罪。手紙だからできる告白。過去の残酷な事件の真相が、手紙のやりとりによって明かされていく。衝撃の結末と温かい感動。書簡形式の連作ミステリ。

「十年後の卒業文集」
あれは本当に事故だったのだと、私に納得させてください。高校卒業以来十年ぶりに放送部の同級生が集まった地元での結婚式。女子四人のうち一人だけ欠けた千秋は、行方不明だという。そこには五年前の「事故」が影を落としていた。真実を知りたい悦子は、式の後日、事故現場にいたというあずみと静香に手紙を送る。

「二十年後の宿題」
小学校時代の担任の先生と、今は自分も高校の教師となった元教え子との往復書簡。大場は入院中の竹沢先生から、六人の教え子の現在の様子を見てきてほしいと依頼された。その六人とは、ある事故が起きた日に一緒に出かけていた子どもたちで、彼らはその後の二十年間、それぞれの想いを抱いていた。

「十五年後の補習」
遠距離恋愛をすることになった恋人同士の文通。国際ボランティア隊として辺境の国に赴任した純一と、日本に残された万里子。遠く離れたことでお互いへの思いやりが深まり、ふだん書けない想い、聞けないことが書けて、その中で明らかになっていく、二人の中学時代に起きた切ない事件の真相。

女同士のヒリヒリした駆け引きや、モラルの狭間で試される究極の選択や、悪意に対する罪など、湊作品らしい黒色ぶりがほどよく出ていたように思う。手紙のやりとりだけで綴られた三編だが、距離や時間差など、手紙ならではの特性が盛り込まれたミステリで、それぞれに違う読後感があったり、違う見せ方があったりと、ミステリの幅を感じさせる作品集だった。

ポチッとお願いします。その一つが励みになります。 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ

湊かなえ
トラックバック(0)  コメント(-) 

trackback
この記事のトラックバックURL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。