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    2011

01.18

「グラツィオーソ」山口なお美

グラツィオーソグラツィオーソ
(2010/04)
山口 なお美

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主人公は、高校二年生になるフルート奏者の柴崎彩音。進学校である修南高校吹奏楽部は、県大会さえ突破できないような、弱小吹奏楽部だった。水嶋日名子先生が赴任して来るまでは。吹奏楽部員は現在十七名しかいない。三年生が引退したあと、二年部員の大半が部活に姿を見せなくなった。進学校らしからぬ顧問の日名子先生の厳しさゆえだった。

入部希望者がいるのだろうとは思っていた。そして予想どおり入部希望者はいた。けれどその人数は、自分の思い描いていた数を遥に超えていた。県内で一番普門館に近い高校。吹奏楽をやっている県内の中学生ならみんな知っている、それくらいネットの掲示板で有名になっていたらしい。そして、新入生歓迎会の演奏を聴いて、未経験者までも入部してきた。

主人公の彩音の親友は、サックス吹きの遥奈と、トランペットのミカりん。新しく部長になったホルン吹きの柏木先輩と、副部長で秀才然としたクラリネット奏者の土屋先輩。初心者のコントラバス神崎くん。幼馴染でありながら疎遠になったパーカッションの那津。そして今も以前と変わらない交流がある幼馴染でサッカー部の健太。

幼馴染による微妙な距離感ある三角関係。1rdの座を後輩に譲ることを許せない先輩のプライド。難所と言っていい箇所で音を出さない部員。受験生だから退部させろと怒鳴りこんでくる教育熱心な母親。知る人ぞ知る業界有名人の日名子先生の謎。そして吹奏楽の甲子園とうたわれている普門館への道のりは開かれるのか――。

心理描写が細かなところまで行きとどろいていると思う一方で、全体的に見れば大雑把。同じようなところで日名子先生の優秀さがこちらに伝わってこない。また、楽器の上達ぶりやチームとしての纏まりなど、読ませるはずの部分がななく、それに一番大事な部分が迫力不足。文章から音楽が聞こえてこないのだ。最近はやりのジャンルなだけに、他作品と比べてマイナス要素ばかりが目についてしまった。

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