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    2011

01.26

「みんなのふこう」若竹七海

みんなのふこう (文芸)みんなのふこう (文芸)
(2010/11/11)
若竹七海

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神奈川県の辺境、葉崎市。この田舎町で毎週土曜夜に放送される葉崎FM〈町井瞳子のライトハウスキーパー〉。この番組の人気コーナーである「みんなの不幸」に届く投書。そこにラジオネーム・《ココロちゃんのペンペン草》から届けられる不幸話が大きな反響を呼び、ココロちゃんは「みんなの不幸」のスターになる。

なぜスターかといえば、これが驚くほどの不幸続き。本人もそうとうなオッチョコチョイであれるうえに、父は不明、母親には捨てられる。キノコや貝で中毒。バイトはクビになる。ハーブを世話する約束で農家の物置を貸してくれたと思ったら大麻栽培の手伝いで、新しく清掃会社で働き出したら掃除中の家が崩れる、しまいには保険金目当てに何度も殺されかけて。

疫病神がついていると噂されながら、いつでも前向きな17歳のココロちゃんと、彼女を見守る同い年の女子高生ペンペン草ちゃん。FMラジオに届いく、ペンペン草ちゃんの投稿によるココロちゃんの不幸話の近況。視点が変わり、番組アシスタントのサイトー、葉崎医大の病棟だより、葉崎警察署の駒持警部補による事情聴取と続き、作家・角田港大のエッセイ…。

健気だけど不器用で、真っ直ぐ進んでいると必ず不幸にぶち当たる。そんな不幸を、不幸と思わない天然素材のココロちゃんが関わる数々の事件。他人の不幸は蜜の味、というが、とにかくこのココロちゃんの話は悲惨である。悲惨だが、とりあえずおかしい。本人はそれなりに困っているのだが、伝わってくる感じがどことなくぼけていて、なおおかしい。キャラ読みするなら、これほど惹かれる素材はない。そんな一冊。

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若竹七海
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