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    2011

02.03

「長い廊下がある家」有栖川有栖

長い廊下がある家長い廊下がある家
(2010/11/19)
有栖川有栖

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火村英生准教授。犯罪社会学者の彼は、警察の許可を得た上で捜査の現場に乗り込み、これまでに幾多の事件の解決に貢献してきた。いわば臨床犯罪学者である。プラスその助手と称する推理作家の有栖川有栖。このコンビは、警察にすればありがたい協力者であり、一方で煙たい存在だ。今回の一冊は、そんな彼らが活躍する、表題作「長い廊下がある家」、「雪と金婚式」、「天空の眼」、「ロジカル・デスゲーム」の四つの短編集。

山奥で迷い、廃村に踏み迷った英都大学生の日比野浩光は、夜も更けて、ようやく明かりのついた家に辿り着く。そこもやはり廃屋だったが、三人のオカルト雑誌取材チームが訪れていた幽霊が出ると噂される屋敷で、地下にはもうひとつの屋敷とを繋ぐ、長い、長い廊下があった。その中間地点にある閉ざされた扉の向こう側で、胸にナイフを突き立てられた刺殺死体を発見する。「長い廊下がある家」

田所雄二、安曇夫婦が迎えた結婚五十一年目の最初の朝。ボランティア活動の打ち合わせに行く夫を送り出し、安曇は離れに居候する義弟にコーヒーをふるまってやろうと思いついて行ったところ、義弟の絞殺遺体を発見した。その一週間とたたないうちに、犯人の見当がついたと言っていた田所氏が、アクシデントでその記憶を失ってしまった。さて、彼は何を根拠に誰を疑ったのか。「雪と金婚式」

現場となった二階建ての空き家は斜面に立っていた。若い男が死体となって発見された。屋上からの転落死だった。死体のすぐ横に、壊れた手摺が転がっていた。いささか不審な点があった。手摺には何者かが壊したような後があった。手摺が切断されていた理由が判らない。何故、被害者がここの屋上に上がったのかも、何故、手摺にもたれたのかも。屋上には、青銅製らしき魔除けの像が鎮座していた。「天空の眼」

大阪、京都、神戸の順でトリカブトによる自殺者が相次いだ。そして自殺未遂の男が病院で手当を受けていた。男は、救助された際に「ゲームをさせられた」と話している。火村は理不尽な強制によって、その事件の犯人からの挑戦を受けなければならなくなった。勝ち負けを競って負けた方が自殺するというゲーム。火村は命を賭けてある選択をしなければならなくなる。「ロジカル・デスゲーム」

「長い廊下がある家」は著者にとってはめずらしい館ミステリ。トリックに目新しさはないが、勘が働けば正解の可能性は大。ストーリーも面白かった。「雪と金婚式」は夫婦愛が美しい。でも使われた小道具は大掛かりすぎかな。「天空の眼」はもう一つのストーリーとからむ異色作。そして探偵役は有栖川有栖だから。「ロジカル・デスゲーム」は殺人犯に挑まれる死を賭した賭けゲーム。ちょっと難しいけれど、なんとなく納得させられた。

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