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    2011

02.21

「アンダスタンド・メイビー」島本理生

アンダスタンド・メイビー〈上〉アンダスタンド・メイビー〈上〉
(2010/12)
島本 理生

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アンダスタンド・メイビー〈下〉アンダスタンド・メイビー〈下〉
(2010/12)
島本 理生

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主人公の藤枝黒江は、茨木在住の中学三年生。両親は離婚し、二人暮らしの母親は仕事人間で、意思疎通が取れないことにお互いが慣れないことに慣れてしまっている。仲の良い友人とも微妙な距離感を保ったまま学園生活を送っていた。そんなある日、転校生がやって来た。酒井彌生。その後、告白して、付き合うことになるが。

高校生になった黒江は、新しく友人になった百合の友人関係の結果、暴力をなんとも思わない羽場先輩と付き合い始めることに。だが、そこにもうひとり、彼女を事あるごとに誘う人物がいて。黒江はある事件をきっかけにして高校を辞め、憧れのカメラマンに会いに東京へ上京する。そして師匠・浦賀仁の住み込みのアシスタントとして働くことになる。

助手になり二年が経ったある日、中学のクラスメイトが交通事故で亡くなった。葬儀に出席するため故郷に帰った黒江は彌生君と再会。二人は再び付き合い始める。そんな中、頻繁ではないけれど、嫌なことを思い出しかけると、吐きそうになってしまう。黒江は、怖かった。ずっと前から、気付いて、分かって、受け止めてくれて、助けてもらいたかった。

あまり内容を明らかにされていない上下巻なのであらすじを纏めてみた。なんで。なんで。読みすすめる度に、ひっかかってくるのは主人公の無防備な行動。この危うさだけは理解できなかった。たとえ後半部分で秘められた過去が明らかにされてもだ。しかしこの主人公の両親の酷さといったらまあ、呆れて開いた口が塞がらない。ムカツク。許せない。

だが読後感はすごく良かった。過去の体験による恐怖。そこから連鎖する不幸な出来事。そして大人になって分かること。女子ゆえのヘビーな展開だが、浦賀仁さんをはじめ、要所要所に登場する不器用な男の子たちにその重苦しさが救われた。そして心のバランスを崩すものの、回復していくその過程に胸を打たれる。明日への希望。そのラストに泣けた。

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島本理生
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『アンダスタンド・メイビー』(上)(下) 島本理生 中央公論社


480   正直、乱されてしまって評価がつけられない状態です・・・ 黒江という女の子の、中学生から大人になるまでの出来事を描いているのですが、上巻は、主人公の浅はかな行動 ...

2011/02/22(火) 22:38 | アン・バランス・ダイアリー

彼女を救うもの


小説「アンダスタンド・メイビー」を読みました。 著者は 島本 理生 著者の本は初、直木賞ノミネートで本作の題名を 知っていたというだけで読みました まったくの予備知識なく読みましたが 上下巻 最後まで引き込まれ 飽きることなく読めました 文章としても読みやす...

2012/02/26(日) 17:45 | 笑う学生の生活

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