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    2011

04.01

「メロディ・フェア」宮下奈都

メロディ・フェアメロディ・フェア
(2011/01/14)
宮下 奈都

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東京の大学を卒業した結乃は、田舎に戻ってデパートの化粧品カウンターで働くつもりだった。だが、なんとか引っかかった会社から配属されたのは、町はずれのショッピングモールの中にある化粧品コーナーの一角だった。ここに勤めるまで、同じ仕事なら忙しい人気店よりもヒマなほうが楽だと思い込んでいた。得だと思っていたのだ。楽して同じ給料がもらえるならそのほうがいい。浅はかだった。ヒマってぜんぜん楽なんかじゃない。ヒマが続くと、自分が必要とされていない人間で、いてもいなくてもおなじに思えてくる。

敏腕と聞かされた先輩の馬場さんは不思議なひとだ。一見、ちょっときれいなだけの普通の美容部員に見えるのに、お客さんがとても多い。商品知識が豊富で、メイクが上手。しかし、なんというか、さっぱりしすぎている。不親切なわけではない。それでもお愛想みたいなものが欠けていて、新人の結乃を驚かせる。接客業のイメージが覆されるのだ。首を傾げたくなる。馬場さんを指名するお客さんは絶えないのに、できる限りの愛想を振りまく結乃を指名して買いに来てくれるお客さんは、まだいない。

そんなある日、いつもはすわり込んでしゃべり倒していくお客さん、浜崎さんが真剣な顔で化粧品カウンターを訪れて。家では化粧嫌いの妹とわだかまりが解けずに溝ができ、再会した幼なじみのミズキは、鉄仮面のようなメイクで世界征服を手伝ってほしいといいだして。自分らしさとはなんなのか。頭でっかちになっている主人公や脇役たちが、メイクを通して自分と向き合い、少しずつ成長してゆく女性の物語。

読む人の性別によって壁がありそう。キーワードは、お化粧。完全に女性よりだけど、仕事デビューした時の不安感や、自分への自信のなさ、これでいいのかと自問自答、そこにくる上司の評価など、聞きたい一方で、実際は聞きたくないことも。ああ、あるある、あった、と共感すること多々。最近の著作は、ぶっちゃけ楽しくなかったけれど、これは面白く読めた。つうか、著者は、若い女性を描くべき。

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宮下奈都
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メロディ・フェア 宮下奈都


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