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    2011

04.16

「海に沈んだ町」三崎亜記

海に沈んだ町海に沈んだ町
(2011/01)
三崎 亜記、白石 ちえこ 他

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住民に遊園地の記憶を夢見させるかつて遊園地だった街(「遊園地の幽霊」)、海の下に失くしてしまった生まれ故郷に行ってみる(「海に沈んだ町」)、かつては夢の未来生活だった海をいく団地船も荒廃し(「団地船」)、五年前からずっと午前四時八分で時間の止まった町(「四時八分」)、見知らぬ男性の影と自分の影が入れ替わってしまった(「彼の影」)、パートナーを組めば互いの欠点を補い合えるもの(「ペア」)、市の財政難のため、今ある頑丈な橋を経済基盤に合った粗末な木橋に架け替えると、市役所から委託を受けた女性が訪ねてくる(「橋」)、一年前から巣箱が異常発生した町(「巣箱」)、生態保護という概念で監視されているこの国の最後のニュータウン(「ニュータウン」)。

著者らしい独特な世界観ばかりを集めた短編集だ。そこに明確な説明はない。だがその異質で風変わりな設定にも関わらず、その情景がふわりと目に浮かんでくるからこれが不思議だ。しかもそこで生きている人たちに違和感がなく、その人物たちの考えていることすべてが自然体だ。だからすごく同調しやすい。現実ではありえない世界なのにだ。海に沈んだ町ってどうなってるの。迷路化した団地って探検の甲斐があるよね。時間が止まった中で生き続けるってどういうことなの。巧みに読者の興味を煽りつつ、そこに住む人たちを別視点でつかず離れずそっと見ている。その距離感がすばらしい。

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三崎亜記
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海に沈んだ町(三崎亜記・写真:白石ちえこ)


写真家の白石ちえこさんとのコラボレーションから生れた連作短編集。

2011/05/07(土) 12:40 | Bookworm

『海に沈んだ町』


 三崎亜記  朝日新聞出版  この人独特の世界観の短編集。  今作では、不思議なアイテムを先に提示しておいて、そのアイテムを取り上げた短編が後から登場する、という構成。  この本には挿絵のように写真がインサートされている。白石ちえこという人らしい。  こ?...

2012/05/26(土) 08:26 | blog mr

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