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    2011

05.17

「ビリジアン」柴崎友香

ビリジアンビリジアン
(2011/02/15)
柴崎 友香

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どこにでも行ける。その意志さえあれば──。黄色い日、白い日、赤い日。映画、ロック、火花、そして街。10歳から19歳まで、誰かにいつか存在した、ある瞬間。第32回野間文芸新人賞受賞後初の小説作品、新たなる代表作の誕生!

薄暗くどこまでも雲に覆われた空は、黄色かった「黄色の日」。隣の外国人が話しかけてくる「ピーターとジャニス」。とにかく、爆竹がすきだった「火花1」「火花2」。百貨店の屋上で見る風景「片目の男」。藻がびっしりと覆った水槽の中には、金魚がいるはずだった「金魚」。ジャングルジムの下では、薄茶色の犬が重い声で吠えていた「十二月」。ピンクに染まった友人の体操服「ピンク」。蒸し暑い昼休みに食べる「アイスクリーム」。旅行気分で毎年参加していた転地療養「ナナフシ」。シマリスを肩に乗せていた知人と出会う「スウィンドル」。殴られて出た鼻血「赤」。先生も知っている仮病の早退「終わり」。友人たちと行くライブと映画「Fever」。釣り人はルー・リードだった「フィッシング」。夜中になったら、円盤が飛んでいるらしい「目撃者」。新しい校舎はできかかっていた「白い日」。大学入試センター試験で訪れる知らない高校「赤の赤」。川の渡し舟に初めて一人で乗る「船」。八ミリカメラで映画を撮る「Ray」。

主人公は山田解という女の子。彼女の十歳から十九歳までのある瞬間が描かれている。川のある大阪の風景。それはどこか懐かしく、自分が何者でもない不安感、あせり、なんでここにいるのかという倦怠感を、すうっと川に流しているような安らぎの情緒を醸し出す。今では失われつつあるそんな風景と、当時の自分の記憶。そういう懐かしいものがふわっと脳裏に浮かんでくる。そんなちょっぴりノスタルジックな作品。

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柴崎友香
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ビリジアン著者:柴崎 友香毎日新聞社(2011-02-15)販売元:Amazon.co.jpクチコミを見る どこにでも行ける。その意志さえあれば──。黄色い日、白い日、赤い日。映画、ロック、火花、そし ...

2011/05/17(火) 23:53 | 苗坊の徒然日記

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