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    2007

03.19

「レイン・レインボウ」加納朋子

レインレイン・ボウ レインレイン・ボウ
加納 朋子 (2006/10)
集英社

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「月曜日は水玉模様」の続編です。 前作で主人公だった片桐陶子。
彼女の高校時代のソフトボール部の元メンバーだった、牧知寿子が死んだ。
知寿子の通夜で再会した元メンバーたち。
彼女たち七人が、連作短編のヒロインです。


「サマー・オレンジ・ピール」
自意識過剰の専業主婦・渡辺美久。 
彼女の悩みを、すぱっと陶子さんが解決。

相変わらず陶子さんはかっこ良すぎ。 
序章の様な感じの作品です。
うじうじする美久さんはちょっと苦手かな。


「スカーレット・ルージュ」
気性が激しくキツイ女・大原陽子は、出版社に勤め編集者をしている。
覆面作家と待ち合わせをし、執筆依頼をするつもりが…。

現れた人物が、自分の考えよりスケールの大きかったと気づく。
そんな姿が面白かったです。 でもインパクトは無かったな。
陽子さんのようなタイプは確実に苦手。


「ひよこ色の天使」
善福佳寿美は保育園の保育士。 保育園に通うヒロくんの家は父子家庭。
そのお父さんが事故に遭い、佳寿美はヒロくんを家に送ることに。
そこに安寿ちゃんが居なくなったと報告が。

ヒロくんラブ。 もうめっちゃ可愛いかったもん。
それに、かずみせんせーも可愛いかったな。 せんせーにもラブ。
ヒロくんにするみたいに、むぎゅっと抱っこして欲しくなった(笑)。
ミステリの出来も良かったですね。


「緑の森の夜鳴き鳥」
井上緑は病院勤務の看護士。
入院している患者さんが亡くなったことで、屋上で泣く緑。
その姿を胃潰瘍で入院中の彰に見られ…

彰くんに本心を吐露する緑さんに、じーんと感動しました。
そして死んだ知寿子と仲が良かった長瀬理穂との関係も、ちらりと覗ける。
緑さん頑張れ~、って感じ。


「紫の雲路」
坂田りえはプータロー。姉の結婚式だけで無く、二次会にも参加をする。
そこで得体の知れない村崎という男に出会い…。

りえの電話相手として、お気に入りの佳寿美が登場。
これがいいのよ。 普通の女性の会話やねんけどね。
りえちゃんも好きなキャラでした。 ラブです。


「雨上がりの藍の色」
三好由美子は食品会社に勤める管理栄養士。
ある日、問題の多い明智商事に出向することになった由美子。
社員食堂には、癖の強い三人の山本という調理師が居た。
そこに経費削減で社員食堂が潰れるという噂が…。

三人のババアだから「サンババ」には笑えたな。
食堂メニューが、めっちゃ美味そうでヨダレだらだら。
これだけでも絶品なのに、由美子さんの天然だが頑張る姿がいいねん。
由美子さんにもラブでした。 気が多いっすね(笑)。
作品自体も加納さんの、さわやかミステリが抜群でした。


「青い空と小鳥」
やっとこさ、陶子さんの登場。
知寿子を一番慕っていた長瀬理穂が行方不明になる。
しかも理穂は知寿子の通夜にも来ていなかったのだ。
理穂を探す陶子さんを描いた作品です。 というか総括です。

ここには懐かしい面々が登場。 真理ちゃん、萩くん。
それにこれまでに出てきた元ソフト部の面々。
オールキャストって感じですね。
それにお気にの由美子さんが大活躍。 わくわくでした。

これまで小出しにされていた謎が、ぶわっと絡みあう。
そしてぐぁしんっと、ピースが埋まって謎が解ける。
やっぱ上手いですね、加納さんは!


個別に感想を書いてきましたが、総体的な感想も書いてみます。
それぞれに魅力があるキャラが良かったですね。
特に陶子さん、かずみせんせー、りえちゃん、由美子さん、が好きでした。

それと以外とこの本で気づいたのが、ヒロくんの描写がすごく良かった。
子供を描くのも加納さん、上手かったですね。
初期の宮部さんの少年たち、東野さんの「少年探偵団」。
こんな感じの少年少女を、加納さんが描いたのを読みたく思いました。

ミステリとしても面白かったです。
個別の謎も良かったですが、やっぱ最後にくる大きな謎の解決。
これが加納さんの醍醐味ですね。

さわやかあり、温かさあり、ミステリあり、で大満足でした。

これまでいっぱい加納さんの本を読んでますが、感想を書くのは初めて。
加納さんがめっちゃ好きですが、上手く伝わるか心配っすね。
最後に一言。 加納朋子さんにもラブ(笑)。
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加納朋子
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comments

この本が私の初・加納さんでした。
なんだか全然内容覚えてません。
しんちゃんの好きな女の人の傾向をチェックしながら(笑)
再読してみようかしら。

なな:2007/03/19(月) 19:20 | URL | [編集]

こんばんは!
「雨上がりの藍の色」が好きです!
由美子のとぼけた感じに好感が持てました。
もちろん陶子さんをはじめとして魅力的な登場人物と
それぞれの謎の解決も良かったです~

エビノート:2007/03/19(月) 20:22 | URL | [編集]

私は陶子、佳寿美、由美子が好き。その中でも由美子が大好きだな~。
由美子、佳寿美のお話はとっても良かった(^^)
加納さんのこの本は全てのお話が1つ1つとっても楽しめた!!

まる:2007/03/20(火) 01:46 | URL | [編集]

ななさんへ
それは恥ずかしいので勘弁して(汗)。
この本は再読の価値がありますね。
いつか再読しよっと。


エビノートさんへ
由美子さん良かったっす!(←由美子風)
おとぼけキャラですが、一所懸命な姿が良かったっす。


まるさんへ
りえちゃん除いたら一緒やん(笑)。
それに好きなお話も一緒。
この本というか、加納さんの本はいいねー!!

しんちゃん:2007/03/20(火) 08:09 | URL | [編集]

個人的には最近陶子さんがいいかな、と。
ただ、全体的にもう少し締まった感じだと良かったかな~とおもいました。
この後に『月曜日の水玉模様』を読んだんですけど、
こっちを先に呼んだほうがよかったですね。

す~さん:2007/03/20(火) 20:41 | URL | [編集]

TBしていただきまして、どうもありがとうございます。

この本、個別の物語が思いがけず一つにつながっていく
加納作品の醍醐味が炸裂した1冊でとても楽しく読めました。
1話、1話が単独で面白いのに、
さらにそれがつながっていくのは
本当に魔法のようだと思います。

ANDRE:2007/03/20(火) 22:19 | URL | [編集]

す~さんへ
そうですね。順番通りに読んだ方が、陶子に馴染めて面白く読めると思います。
順番って大事ですね!


ANDREさんへ
ほんと、いろんなキャラが楽しめてお得本でしたね。
たくさん加納さんの本を読んでますが、個人的に上位にくる本でした。

しんちゃん:2007/03/21(水) 10:36 | URL | [編集]

こんにちは。
「雨上がりの藍の色」が良かったです。由美子さんカッコ良かったなー。
しんちゃんのレヴューを拝見して、7人のメンバーがこんがらがって、少しずつ顔を覗かせていたと思っていたんですが、よく分かりました(笑)
しんちゃんの思いが、「ぐるぐる猿と歌う鳥」に繋がったのでしょうか…。すごい先見性だと感心しています。

では、では。

よし:2007/11/11(日) 13:46 | URL | [編集]

よしさん、こんばんは。
個性的で魅力ある女性がいっぱいでしたね。
ストーリーよりも好みの女性を追って読んだのかも。
ぐるぐるの少年たちも良かったですよね。むふっ。

しんちゃん:2007/11/11(日) 17:17 | URL | [編集]

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