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    2007

03.23

「ぼくのメジャースプーン」辻村深月

ぼくのメジャースプーン ぼくのメジャースプーン
辻村 深月 (2006/04/07)
講談社

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ぼくは同級生のふみちゃんに憧れている。頭が良くてスポーツ万能。クラスでも人気者。でも不思議な女の子だった。周りに流されず、一人だけ違う場所から物を見る。そんな子だった。ぼくが初めて力を使ったのも、ふみちゃんだった。それは言葉によって相手を縛る力。お母さんが言うには、使ってはいけない力だ。学校で飼育していたうさぎを、ふみちゃんはとても大事にしていた。しかし小学4年生のある日、うざぎはハサミでばらばらに殺されていた。発見者は、ふみちゃん。ぼくが風邪をひいて飼育当番を頼んだからだ。犯人はすぐに逮捕された。名前は市川雄太。K大医学部の学生。犯人の罪は器物破損。しかしふみちゃんの心は、身体から離れていた。犯人が壊したもの。うさぎの身体とその命。そしてふみちゃんの心。そしてぼくは犯人に罰を与えるために、同じ力を持つ先生のもとへ通う。そう、あの力を。


うさぎがばらばらシーンは、ぞっとしたな。前作に引き続き、頼むから辻村さん血はやめてー!と言いたい。だって苦手やもん。 その時の犯人の言葉もひどかったですね。「うさぎを殺すこともしたけど、それを見つける子供の反応が見たかった」ってなんかめっちゃムカついたもん。でもすぐに物語の世界に嵌ったよ。

それにしても秋先生はやっぱ良いっすね。子供扱いせずに対等に接するもん。秋先生って秋山先生といって、前作でも重要人物だった先生です。その他にも2人出てきたね。この本では名前が出なかったけど。彼女はやっぱり優しかったし、彼の能天気さも良かったです。こういうリンクって嬉しいっすね。

本筋とずれるのですが、印象に残った場面があったな~。小学2年の時に起こった論争事件。サンタは本当に居るのかってやつ。ここで描かれた子供の残酷さがすごくリアルでした。抑制がきかずに多数で1人を責める。しかも関係ないことまで持ち出してくる。現実にあるから嫌ですね。

本筋の方では、ぼくが犯人と会う日までのカウントダウンが始まる。そこでのぼくと秋先生の問いかけや問答が、すごくシリアス。濃密な時間が楽しめました。

それにしても今回もラストには、唸ったな。詳しく書けないのが残念ですが、やられたーーー!!という感じ。まさかあの部分をひっくり返すとは思わんかった。ミステリは好きでよく読みますが、いつも辻村さんには負けてます。今回も完敗。と~っても面白かったです。はい。
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辻村深月
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comments

うさぎが殺された場面は、私もちょっと苦手でした。
でも、こういう事件って小説の中だけじゃないのが悲しいですね~
ちょうど読み終わった時期に、ペットの虐待シーンをネット上に載せていたという事件の報道がされていたので余計にそう思いました。

エビノート:2007/04/19(木) 22:10 | URL | [編集]

ほんとこういう事件が多くて嫌ですね。
本の中だけにして欲しいな。あまり読みたく無いけど(爆)。

しんちゃん:2007/04/20(金) 08:48 | URL | [編集]

私もサンタ事件は読んでいて嫌になったし、辛くなりました。
真っ直ぐな分、残酷ですよね。
最後に出したぼくの罰も、純粋さゆえのことでしょうね。
それに賢さが入っていて、痛々しいくらいで…ぼくと犯人の対決シーンからラストまでは、やっぱり泣いてしまいました。
残酷なシーンが多い辻村作品ですけど、最後にみんなが幸せになれるから良いですよね。

chiro:2008/01/02(水) 19:04 | URL | [編集]

chiroさん
サンタはすごくリアルでしたね。
子供の無邪気な残酷さがほんと嫌だった。
ラストは上手い!と膝を叩きました。
だから、泣されませんでしたよ。

しんちゃん:2008/01/02(水) 19:16 | URL | [編集]

おはようございます。
しんちゃんの感想を見て、サンタの話は印象的だったのに書くのを忘れたことに気付きました(涙)
子供って残酷な面ももっていますよね。


よし:2008/02/11(月) 09:19 | URL | [編集]

よしさん、こんばんは。
そうですよね。悪意のない残酷さはすごく怖いです。
こういった描写は児童書に多いのですが、読むたびにモゾモゾです。

しんちゃん:2008/02/11(月) 20:11 | URL | [編集]

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