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    2007

04.03

「東京バンドワゴン」小路幸也

東京バンドワゴン 東京バンドワゴン
小路 幸也 (2006/04)
集英社

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「東京バンドワゴン」は築70年にもなる日本家屋の古本屋。東京の下町の一角にあり、古本屋とともに隣でカフェも営業している。様々な家訓を守りながらも、四世代、八人が暮らす大家族。

現在の店主は3代目の堀田勘一、79歳。 長男・我南人は伝説のロッカー。我南人の長女の藍子は未婚の母で、その娘が花陽という小学6年生。我南人の長男の紺と妻の亜美には、研人という小学4年生がいる。我南人の愛人の子である青。彼らを見守り語るのが、死んだ勘一の妻のサチ。

「文化文明に関する些事諸問題なら、如何なる事でも万事解決」この家訓を元に、彼ら大家族が身の回りで起こる様々なことを解決する。下町人情がたっぷり溢れた、さわやかな四つのお話です。

「春 百科事典はなぜ消える」
古本店の入り口の側にある棚に、2冊の百科事典があるのを発見する。どうやら近くに住む女の子が、朝持って来て、学校帰りに持ち帰る。なぜ彼女は毎日そんな重いものを持って古本店にくるのか。

「夏 お嫁さんはなぜ泣くの」
青の嫁に来たいと大町奈美子が堀田家に来る。そして古本店で見習いとして住み込みで働くことに。
時を同じくして、堀田家の周りでストーカーらしき人物がよく目撃される。

「秋 犬とネズミとブローチと」
老人ホームに貸した本の中から一冊を持ち出しおばあちゃんが失踪。自殺した女流作家の本で、作家とおばあちゃんが面識あった可能性が。

「冬 愛こそすべて」
青の結婚式が迫る中、勘一は風邪で寝たきりの状態。藍子は我南人に青の産みの母親を結婚式に呼ぶべきだと説得。そこに「冬に結婚するべからず」という家訓が新たに見つかる。


毎日の朝の食卓で、てんでバラバラにしゃべる大家族。そこでの勘一がしょうゆがどうのソースがどうのとしゃべってる。それが見事にツボに嵌った。こういう小さなお決まりの笑いを誘う。大家族という設定だからこそ出来る小粋な演出だ。

古本店という設定も良かった。古本を貸し出すのに、あれにしよう、これにしよう、と選ぶ姿にニンマリ。本好きの心を見事にくすぐられた。実際に選ぶときも楽しいものだ。

登場人物は多いがすぐに把握することができた。なんたって個性派揃いですから。その中でのお気に入りはロッカーの我南人。花陽の家出に「若者の特権だねぇ。年取ってからやると失踪者になる」だって。おもわず、ぶーーーっ、と吹いてしまった。

しかし、この我南人が「LOVE」を連発しながらも一番の鋭い切れ者だった。でもね。年取った金髪で長髪のロッカーって、あの人しか想い浮かばないんすけど。シェキナ・ベイベー♪そう、内田裕也。

子供は子供らしく、大人は大人で悩みはあるがそれを助け合うのが大家族。とてもさわやかで面白かったです。大家族に万歳!


「東京バンドワゴン」小路幸也
「シー・ラブズ・ユー」小路幸也
「スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン」小路幸也

TBさせて貰いました。「bookworm」

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小路幸也
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comments

大家族の賑やかな様子が、楽しかったですよね~
しかもカフェ併設の古本屋!
実際にあったら、入り浸ってしまいそうです。

エビノート:2007/04/03(火) 23:17 | URL | [編集]

エビノートさんの言うとおり、大家族だけでも楽しいのに古本店まであるもんね。
本好きには、溜まらん設定でしたね。

しんちゃん:2007/04/04(水) 09:19 | URL | [編集]

こちらでは、はじめましてですね。
私も、朝の食卓の風景がツボだったので、読んでみよう!と思いました。
『鴨川ホルモー』読み終わったら次読もうかな。
おすすめのようなので、楽しみです!

ふぇるまーた:2007/04/04(水) 19:58 | URL | [編集]

おっ!ふぇるちゃん、いらっしゃい。
少しノスタルジックな雰囲気が心地良かったですよ。
ぜひ、ぜひ、どうぞ!!

しんちゃん:2007/04/05(木) 08:08 | URL | [編集]

大家族っていいですね。
毎日の朝の食卓で、てんでバラバラにしゃべる場面、私も気に入りました。

花:2007/07/23(月) 19:16 | URL | [編集]

花さん、おはようございます。
こういう本がありそうで少ないですね。
もっと増えて欲しいです。
大家族の温かさが心地良いっすね。

しんちゃん:2007/07/24(火) 08:03 | URL | [編集]

うわぁぁっ。びっくり。仕事が早いですねぇ^^;
早速、リンクを貼っていただいてありがとうございます!毎回々お手数をお掛けするのは心苦しいので、コメントの時に記事のURLを貼り付けさせて貰うってことで・・・はい。お気遣い本当にありがとうございます。実は、内心とーっても嬉しかったです♪

楽しくってホロリとさせられるお話でしたね!ベストセラーと聞いて、ちょっと躊躇してたんですが(ベストセラーとは相性がイマイチ;;;)早く読めば良かったと後悔しました。
私も我南人の「若者の特権だねぇ~~」には噴出しちゃいました~(笑)そして、内田裕也さんをイメージしながら読んだのも一緒です!

すずな:2008/01/08(火) 11:58 | URL | [編集]

すずなさん、どうも♪
我南人さんが渋くてキュートでしたね。
勘一とかも魅力があって、すごくいい雰囲気。
続編はもっとパワーアップしてましたよ。

しんちゃん:2008/01/08(火) 19:19 | URL | [編集]

そうそう、私も我南人、内田裕也をイメージして読んでました。
朝食のシーンは、私も好きなんですよ~。なんていうか、人がそこにいる!って感じで、あの会話が飛び交ってるところがね~~。続編、いつ読もうかな~。

じゃじゃまま:2008/01/26(土) 23:24 | URL | [編集]

じゃじゃままさん
ですよね~。あの人しか思い浮かばない。
朝食のシーンは続編でも健在でしたよ。
これがすごくツボに嵌るんですよ。
だから忘れないうちにどうぞ。ささっと。

しんちゃん:2008/01/27(日) 19:19 | URL | [編集]

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