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    2007

04.10

「精霊の守り人」上橋菜穂子

精霊の守り人 精霊の守り人
上橋 菜穂子、二木 真希子 他 (1996/07)
偕成社

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短槍の使いの用心棒バルサは、偶然に新ヨゴ皇国の皇子チャグムの命を救う。そこでチャグムの母の二ノ后から、チャグムを帝の暗殺から守って欲しいと、依頼をされる。チャグムの身体には、得たいの知れない何かが宿っているのだ。チャグムの身体の謎を抱えたまま、暗殺集団から追われる二人。バルサの幼馴染の薬草師タンダ。その師匠の呪術師トルガイ。彼らの助けを借りながら、新ヨゴ国の隠された謎に立ち向かう。こんな感じのファンタジー系の児童文学です。


読む前に思っていた不安が的中。それはカタカナの多さだ。登場人物は登場人物表があるので問題は無い。しかしファンタジー特有の創られた造語。これが難敵中の難敵。こちらの見える世界が「サグ」で、見えない世界が「ナユグ」。他にも「ラルンガ」「ニュンガ・ロ・イム」「サアナン」「ナージ」と、覚えられない。

しかも一番苦手な種類のファンタジーだったから、さらに大苦戦。それは創られた世界の設定が、えんえんと説明され続けるというストーリー。古事記を真似た新ヨゴ国の創世記に始まり、水の精霊などなどと、食傷気味。勝者が創る歴史に埋もれる敗者の歴史。これも在り来たりな設定。こういうのに当たると、ファンタジー嫌いの黒い感情がむくむくと出てくる。

じゃあ何故、面白く無いのにブログに書くのか。それはバルサを気に入ったから。30歳でおばさん扱いをされながらも、短槍をぶんぶん振り回す女豪傑。そして無敵の主人公ではなく、ちゃんと傷を受けて血を流し倒れこむ.悩むチャグムに無理な慰みを言わずに、ただ抱きしめ涙する。これがリアルな描写なのだ。うんうん。すごく魅力がありかっこいいのだ。

そして幼馴染のタンダも忘れてはならない、大事な大事な人物。傷ついたバルサにホイミをかけるのでは無く、傷の縫合をしたり薬草を煎じる。危なっかしいバルサを、柱の影からそっと見守る星飛馬の姉のような温かさなのだ。例えが古い? そりゃー古いさ。それだけ歳をくってるからね。←開き直り(笑)

背景描写にはうんざり気味だが、人物描写にはメロメロ。困った本だ。すぐに続編を読む気は起こらないが、気が向いたらひょいっと手に取る本。そんな微妙な位置づけの本になったのだ。 

いつか読むだろうから、ここにシリーズを書いておこう。


「精霊の守り人」 
 
「闇の守り人」 
「夢の守り人」 
「虚空の旅人」
「神の守り人 来訪編」
「神の守り人 帰還編」
「蒼路の旅人」
「天と地の守り人 ロタ王国編」
「天と地の守り人 カンバル王国編」
「天と地の守り人 新ヨゴ皇国編」
「流れ行く者 守り人短篇集」

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上橋菜穂子
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-:2007/04/12(木) 11:29 | | [編集]

えびすけさん、まいど~。
そうなんですよね。
妖精が出てきたり、架空の世界をえんえんと描いたファンタジーが鬼門なんですよ。
これもそうだったけどね。でも少しずつでも読んで行くよ!

しんちゃん:2007/04/12(木) 18:24 | URL | [編集]

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精霊の守り人 [上橋菜穂子]


精霊の守り人上橋 菜穂子 新潮社 2007-03女ながら腕ききの用心棒であるバルサ。ふとした偶然から新ヨゴ皇国の皇子チャグムの命を救った彼女は、それをきっかけにチャグムの母・二ノ妃から「チャグムを連れて逃げ、彼を守って欲しい」という依頼をされてしまう。チャグムの

2007/04/11(水) 13:55 | + ChiekoaLibrary +

精霊の守り人


内容(「BOOK」データベースより)あちらの世界「ナユグ」からこちらの世界「サグ」を見守る精霊は、100年に一度だけこちらの世界の人に宿って新しく誕生するという。精霊が無事に生まれると、そのさき100年は人の世に大きな災害や飢饉がおきないという。 連休前に読んだん

2007/05/09(水) 13:07 | a bird shop

精霊の守り人/上橋菜穂子


上橋 菜穂子 精霊の守り人チャグムのお話はここから始まったんだなーと思うと感慨深かったです。一度読んだことは記憶にあるのに、その記憶のなんと曖昧なことか。別れのシーンは「闇」に引き続き、涙が出てきます。読みながら、徐々に成長していくチャグムや、

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