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    2007

04.19

「夏のしっぽ」前川麻子

夏のしっぽ 夏のしっぽ
前川 麻子 (2007/02/01)
講談社

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読み始めはあまりのえっちさに、ここに書くのを止めようと思った。しかし後半の「千代に踏まれて」から、すごく良い作品だったので感想を書くことにする。

「夏のしっぽ」
初子が小学生のときに母が家を出た。初子は40代になるが未だ父と二人暮らし。ある日、家を出た母から結婚式の招待状が届く。新郎はかつての初子の恋人だった。
かつての恋人との性の行為を思い出し、それが現在母とそうのかと想像する。うげー。とにかく気持ちが悪い。これ以上のことを初子はしますが、ここには書けない。初子の人生と、母の人生を考える作品でした。枯れた父親がいい味を出していたな。

「宴の夜」
英治と亮子の結婚式当日に、英二の周りで様々なことが起こる。小さな町なので、気心が知れた連中たちがどんちゃん騒ぎをする中…。
英治が過去を振り返る場面は良かったが、全体的にあまり気持ちが良くなかった。茶目っ気のある亮子が唯一の救いかな。

「下田のモーツアルト」
孝利と治美の夫婦、それと内田夫婦はお互いのパートナーを替える夫婦交換をすることに。二組の夫婦は下田の温泉旅館で落ち合い…。
なんかすっごいエロなんですけど。 読んだことが無いですが、官能小説みたいでドキドキ。

「三が日」
30歳になる娘の幸子と結婚相手の一郎が、母の利江の住む家で三が日を過ごす。ネットで知り合い出来ちゃった婚をした娘。 そんな娘に嫌悪する母親を描いた作品?
この話は意味がまったく分からないのですが…。何が言いたいのかさっぱりだ。う~ん、理解に苦しむ。母と娘の心の歪さを描きたいのかな。

「故郷の女」
20年ぶりに帰る故郷には、かつての亡き兄の女であり唯一手を出さなかった女が居た。
友達の嫁と関係を持つしどうなるかと思いきや、読み終わるといい話なのだ。何なんだこれは?えっちな部分を除いて読みたかったんだな。

「千代に踏まれて」
真治がアパートに越してすぐ、千代と首輪に名前を書かれた猫が迷い込んだ。そのうち飼い主の許へ帰るだろうと好きにさせていると、そのまま居ついてしまった。不動産屋に勤める真治は、ダイアナというスペイン人の女に部屋を紹介する。後日再会した真治は、ダイアナの勢いにおされ婚姻届を出し同居することになる。すると猫の千代は真治の部屋に入らないようになったのだ。
バカな男が外国人の女に騙され、戸籍を作ったあと逃げられるお話です。まったく部屋に入らなくなった猫の千代だけが、知っていたんでしょうね。これぞ動物的カンってやつでしょうか。すごく好きな作品でした。

「金の朝」
興一郎と由佳の夫婦はセックスレスになって10年経つ。過去に由佳が事故に遭い、お腹の中の子を死産させたのが原因だった。近くに住む興一郎の両親の家で一晩過ごすことになり…。
両親の二人の心の繋がりを知り、上手くいっていない夫婦に奇跡が起こる。と~っても素敵できゅんとくる、この本の中で一番好きな作品でした。

「つるかめ」
もうすぐ65歳になる庄司毅は、コインパークの巡回の仕事をしている。あと3日で定年を迎えるという日に若い女性と出会い、お昼を公園で食べる約束をする。
歳をとった男が若い女と知り合い、自分の都合の良い想像をしてにやけるのだ。そして女の私生活を覗き、勝手に失望したりする。 男は幾つになってもアホですね。

全体的に男女のあちらの描写がかなり刺激的。露骨すぎるとも言えるが。ここには書けない単語がぽんぽん出てくるのに、最初はビックリ。しかし最初に書いたとおり、後半の作品がすごく琴線に触れたのだ。以前に読んだ「鞄屋の娘」とは全く雰囲気が違うが、大人が読む分には許容範囲か。


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